こんにちは!Leo Sophia広報室の永山です。
前回のブログでは、新しいオフィスをご紹介いたしました。
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増床プロジェクトの責任者を務めた私(永山)が、完成までの裏側と数千万という額を扱うプロジェクトを動かす難しさ、そして失敗から得た気づきをお伝えします。

この記事の執筆者
人事広報
永山葉月
目次
- 増床プロジェクトに立候補した理由
- 「木を見て森を見る」が生み出すチカラ
- 3ヶ月かけて完成した1枚の図面
- 1つの確認ミスによる3000万の予算超過
- プロジェクトを通じて
- 最後に
01【増床プロジェクトに立候補した理由】
管理部の中から募られた増床プロジェクトメンバー。当時人事部だった私が立候補したのは、「やってみたい!」と率直に思ったからでした。
入社前、「いいなぁ、こんなオシャレなところで働いてみたい。」と求人記事に載っていたオフィス写真(広尾オフィス7F)に目を奪われて募集ページを開いたのがきっかけで今に至ります。
増床の話が舞い込んできたときに真っ先に手を挙げたのは、「私のようにオフィスがきっかけでLeo Sophiaを知り、興味持つ方を自分の手で増やせるかもしれない」という期待からでした。
それゆえ、増床やオフィス工事に関する知識や経験は全くのゼロ。何から始めればいいのかさっぱり分かりませんでした。

02【”木を見て森も見る”が生み出すチカラ】
まずは、「オフィスデザインや施工会社にお知り合いがいれば情報をください!」と、社内に協力を仰ぎました。すると、
- 施工実績豊富なオフィス設計会社の知り合い
- 有名店舗を手掛けるデザイナー(学生時代の先輩)
- 家具の卸業者
など、沢山の情報が社内だけでなく支社からも集まりました。
”木を見て森も見る”というLeoSophiaの価値観にもある通り、垣根を超えたつながりは私自身も大切にしていることのひとつですが、惜しみなく情報をくれる社員の協力姿勢に改めて感動しました。
頂いた情報をもとにプロジェクトの一歩を踏み出し、結果として、今回の増床には欠かせない繋がりが沢山生み出されました。
03【3ヶ月かけて完成した1枚の図面】
オフィス完成までの道のりは全体で約半年。そのうち、工事が開始するまでの3ヶ月間は図面上でのやりとりでした。
たった1枚の図面とパースを照らし合わせ、
- どんなオフィスだと快適に過ごせるか?
- 会議室は十分な数と広さか?
- 収納の数は足りているか?必要設備は揃っているか?
- コンセント計画(使いやすさ、個数)は問題ないか?
- ベストな空調計画は?配線は?ネットは?音響は?電話は?家具は?素材は?
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これら全てをデザイナー、施工会社、ビル管理会社、通信会社の各社と検討、調整を繰り返してきました。
普段何気なく使っているオフィスが、コンセント1つに関しても「使いやすさ」を考えて計画されているなんて思いもせず、快適な空間をつくるのにどれだけの費用と労力がかかっているのか身をもって感じました。

04【1つの確認ミスによる3000万の予算超過】
増床プロジェクトで何が一番大変だったか?と聞かれると、間違いなくこの出来事をあげると思います。(笑)
図面が全て決まり、あとは着工を待つのみ・・・の段階で告げられたのは予算より総額3000万超過した見積りの報告。
30万と聞き間違える程、信じがたい出来事でした。
着工まで2週間もないなか、デザイナー・施工関係者総出で削れる箇所をいくつも提示して頂き、デザインを保ちつつ当初の予算に近づける減額プランを急ピッチで取捨選択。なかには費用が見合わず泣く泣く諦めた装飾もありました。
予算超過は「最高に良いものをつくる」ことに拘り過ぎた結果と、パース上のものを全て実現するには複雑な工事を要することが原因でした。
何度も調整を重ね、なんとか理想に近いカタチで予算とデザインを着地させることが出来ましたが、たった1度、「見積り進捗」の確認で防げたことを「相手はプロだから」「こっちはクライアントだから」と怠ったのは私でした。
プロジェクトの責任者として任されたことは何か、自分がすべきことは何か・・・それに気付いてからは、聞き慣れない専門用語も、分からない工事内容も、任せるのではなく全て自分事に腹落ちさせて理解に努めました。
この時の出来事がきっかけで、普段の業務でも自分事化の徹底と、提案・確認するときは考えられる懸念や疑問を潰してから渡すよう心がけています。

05【プロジェクトを通じて】
今回プロジェクトを通じて見えたのは、オフィスに対する沢山の人の”思い”です。
【社員の声を聞いて要望を取り入れる】代表の思い、【最高にいいものをつくりたい】というデザイナーの思い、【それを実現して喜んでもらいたい】という施工者の思い・・・全ての思いが集結して1つのオフィスが完成しました。
バーカウンターで談笑していたり、ごろ寝で息抜きをしていたり、「出社した方が捗る」との声を聞くと、オフィスという空間・整った仕事環境が存在する意義を自ずと感じるようになりました。
そしてそれは当たり前にあるものではなく、沢山の人の思いを乗せて造られたものだということも、プロジェクトに関わったからこそ知ることが出来ました。

06【最後に】
増床が決まり、プロジェクトメンバーを管理部内で募ったときは正直、「代表が決めていくことをサポートする」くらいの認識だったと思います。
ですが、「管理部だから」「バックオフィスだから」という固定概念なく、何千万という額で動くプロジェクトの責任者を”よし、やってみよう”と任せてもらえたことは、良い意味で想定外でした。
今まで触れることのなかった世界をプロジェクトを通じて知れたこと。そして、1つの確認不足から気づけた自分事化の大切さは、間違いなく今の糧となっています。
「分からないことを理解する」。当たり前のことを当たり前にできるよう凡事徹底に努め、これからもチャレンジ精神をもって挑戦し続けたいと思います。

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