2025年4月にLeo Sophia Groupの新卒第四期生として入社し、取締役CFO直下で財務ミッションを担う越元。
今回は、Leo Sophia Groupのファイナンス職の魅力を語っていただきました。
目次
プロフィール
越元 慶多(こしもと けいた)
東京大学 経済学部 卒業
2025年度新卒採用にてLeo Sophia Groupに入社。 入社後はCFO室(※1)に配属となり、グループ全体の財務計画と分析、資金調達業務などのFP&A(※2)業務に従事している。
※1 CFO室:成長戦略に必要な資金計画やM&Aを推進する部署
※2 FP&A:Financial Planning & Analysisの略で、財務計画と分析を指す
学生時代の就職活動について
-学生時代はどのような軸で企業選びをしていましたか?背景もあわせて教えてください。
就職活動の軸は、「成長環境があるか」「新規事業開発の経験を積めるか」の2つです。
なぜなら、「どんな環境でも通用するジェネラリストになる」という自身のビジョンを実現するために、不可欠な要素だと考えていたからです。
私は「ジェネラリスト」という概念を、”どんな環境でも高い成果を出すことができ、市場から引く手数多である市場価値の高い人材”と定義しており、ロールモデルになっているのが当時勤めていたインターン先の代表です。
その方がおっしゃっていた「優秀な人材であればどんな環境でも成功できる」という言葉が大変印象的で、この言葉を体現する代表に憧れを抱き、自分も環境に左右されず、価値を発揮できるジェネラリスト人材を目指すようになりました。
このビジョンを実現するために、まずは「成長環境があるか」を軸として定めました。若手でも裁量があり、打席数が多い環境でこそ、早期に経験値を積み、自身の成長を勝ち取れると考えていたからです。
次に「新規事業開発の経験を積めるか」。 ジェネラリストとして、川上の戦略設計から川下の実行まで、幅広いフェーズを一気通貫で担えるようになるには、責任者として新規事業開発に携わることが必要だと考えました。 また、そのような責任を担う中で、自ら意思決定を重ねることも重要だと考えていました。
この2つの軸をもとに企業を選ぶことで、自分のビジョンに近づくキャリアを築けるのではないかと考え、就職活動をしていました。
-就職活動をしていく中で、悩みはありましたか?
はい、最終的にどの企業が自分にとって最適なのかが判断がつかず、非常に悩んだ時期がありました。
当初は、少数精鋭ゆえに裁量を持ちやすく、成長環境が豊富にあると考え、社員100名規模の成長ベンチャーを数多く見ていました。 しかしながら、それぞれの企業の情報収集を進める中で、「自分の成長環境としてどこも申し分ない」と、決め手に欠ける状態に陥っていました。
このままでは最適な決断を下せないと改めて考え直したとき、ジェネラリストとして成長するには、いろいろなビジネスに触れられる環境の方が良いのではないか?と新たな判断基準が生まれました。
というのも、思い返すとインターン先企業は事業ドメインが限られていただけに、任される仕事の幅や成長の方向性が限定されていました。
また、自分自身も特定の業界に強いこだわりがなかったこともあり、一つの領域に決め打ちすることをリスクと考えたのです。
こうしたことから「特定領域に特化した企業よりも、異なる領域で事業を持つ企業の方が、ジェネラリストへの道が拓けるのではないか」と考え、最終的には「領域や業界に左右されない適応力を身に着けることができるか」という観点を重視して改めて企業選びを行いました。
「投資家であり実務家である」ファイナンス人材を目指して
-Leo Sophia Groupへ入社を決めた理由は何だったのですか?
さまざまな事業を展開する企業であることが一つです。
先ほど申し上げた通り、ジェネラリストとしてのキャリアを歩みたい自分にとって、また就活時点では明確にやりたいことが定まっていなかった自分にとって、入社後も複数の領域に挑戦できる環境は非常に魅力的でした。
また「利他的な社員が多いこと」も決め手でした。
選考を通じてさまざまな社員と話しましたが、皆さん共通して「チームの成長」や「人材育成」、「日本の社会課題の解決」と、個人よりも組織や社会を重視する視点を持っていて、とても魅力的に感じました。
-ファイナンス領域に進んだ背景を教えてください。
きっかけは、取締役CFOの島崎さんから直接お声がけをいただいたことでした。 実は、もともとファイナンス領域に強い関心があったわけではなく、Leo Sophia Groupの選考にはビジネス総合職で参加していました。
その後、内定をいただいたタイミングで島崎さんとお話しする機会があり、「ジェネラリストも良いけれど、その上で何か一つ強みを持っていると、より価値が発揮できるよ」というアドバイスをいただきました。
確かに、明確な強みがないジェネラリストは、ただ知見が広いだけで深さは無いゆえに、事業成長に貢献するのは難しいです。 島崎さんも、取締役CFOとして多様な業務を横断的に担い、経営者として重要なミッションを完遂し続けているのは、大手商社で培った事業投資の専門性が土台にあるからこそだと、考えをより深めるに至りました。
そのため、まずは自分も何か一つの分野で深い経験やスキルを身につけ、その専門性を土台にカバー範囲を広げていくこと。それが、成果を出せるジェネラリストになるために必要な最初のステップなのだと考えるようになりました。
そして同じ頃、島崎さんより財務業務に挑戦してみないかとお声がけをいただき、「CFO直下で経験を積み、ファイナンス領域を自身の強みにしよう」と考え、この道に進むことを決めました。
当初はあまり馴染みのない領域でしたが、実際にインターンとして業務に取り組む中で、ファイナンスが事業全体の意思決定に深く関わる重要な領域であることを知り、非常に興味深く、面白さを感じました。
-ファイナンス職のどんなところに面白さを感じたのですか?
「ファイナンスこそ事業成長の中枢である」ということです。
業務の中で、島崎さんから「優秀なファイナンス人材がいれば、事業の成長スピードが加速する」と言われたことがあり、実際にその姿を間近で見て、それが本質的に正しいと実感しました。
財務が整っているからこそ事業の健全性が担保され、会計が精緻だからこそ経営の意思決定の質とスピードが高まり、さらに、深い市場理解・事業理解があるからこそ的確な投資判断ができる ―そうした一連の動きが、ファイナンスが事業成長の中枢にあることを物語っていました。
そんな島崎さんの姿を見て、自分もファイナンス領域に強みを持つジェネラリストとしてキャリアを築いていきたいと考えるようになりました。 そのためにまずは、島崎さんのように投資家視点を持ちながら事業判断ができ、実務でも高い品質を持つ人材を目指しています。
まずは、FP&Aとして事業部のパートナーとなり、予算策定や課題解決に取り組む実務経験を積みたいと考えています。
そして、将来的にはグループ会社のCFOとして一事業のファイナンスと事業を丸ごと任され、その後はより大きな規模での経営にも挑戦していきたいです。
ファイナンス=金融ではない。ファイナンス職の魅力
-Leo Sophia Groupでファイナンス職に携わる魅力ややりがいを教えてください。
- より主体的に、より責任を持ってファイナンスに関われる点
- 財務の視点から事業成長に貢献できる点
上記に魅力を感じています。
事業会社でのファイナンス職は、数字の先にある“事業そのもの”に深く入り込み、経営陣や事業部と共に成長戦略を描き、実行することまで携わります。
たとえば、資金調達ひとつとっても、金融機関であれば「お金を貸して終わり」ですが、事業会社では、どのように資金を使い、どう成長させるのかまで責任範囲です。 事業全体を見渡しながら、「この資金をどう活かすか」「本当に妥当な投資か」といった重要な意思決定に関われることは大きなやりがいです。
また、事業部が気づいていない観点を財務面から示唆出しし、これまで描けなかったような成長曲線を実現させることもできます。
例えば、「このようなビジネス構造にできるのなら、利益率をさらに上げられるのではないか」「この領域に資金を投下すれば、事業が飛躍するのではないか」といったように、異なる目線からシナジーを生んでいくこともできるのも、事業会社であるLeo Sophia Groupのファイナンス職だからこそです。
このように、単なる“管理部門”ではなく、事業を一緒に創り育てる“経営パートナー”として関われること。それこそが、事業会社におけるファイナンス職の最大の魅力だと感じています。
-最後に就活学生へのメッセージをお願いいたします。
ファイナンス領域に興味がある人の多くは、銀行や証券会社など金融機関を志望しがちですが、実は事業会社でCFOを目指すという選択肢もあるということを知ってほしいです。
アドバイザリーや支援といった間接的な立ち位置からではなく、当事者として事業に深く入り込んで意思決定にも関われることが事業会社のファイナンス職の魅力だと思うので、選択肢の一つとして、ぜひ考えていただきたいです。
また、Leo Sophia Groupは多角的な事業を展開している企業だからこそ、「将来これがやりたい!」と明確に決まっていなくても、成長意欲があって、自分の市場価値を高めたい人にはすごく合っている環境だと思います。加えて、自分だけでなく周囲にも貢献したいという利他的な人と、一緒に仕事がしたいなと感じます。
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