本記事では、マーケティング職として働く社員の1日をクローズアップしてご紹介します。
マーケティング職の業務内容ややりがい、働く環境や職場の雰囲気など、ここでしか知り得ないリアルをご覧ください。
目次
プロフィール
堀河 大陸(ほりかわ りく)
神戸大学工学部 卒業
2025年度新卒採用にてLeo Sophia Groupに入社。
入社後は、DtoC事業部(※1)に配属。
担当する化粧品ブランドの利益拡大をミッションに、マーケティング戦略の設計から戦術の実行(データに基づくSNS広告やECサイト運営など)までを横断的に担い、日々目標達成に向けて奮闘している。
※1 DtoC事業部:自社開発の商材をECサイト等で直接消費者に商品を販売する事業

新卒1年目から事業の中心で、利益を創る挑戦を
-早速ですが、まずはいまどのような業務を担当されているか、教えてください。
はい。私は自社開発の化粧品ブランドの担当として、より多くのお客様に自社商材を届けるためのマーケティング業務を担っています。
DtoCモデルのため、実店舗での販売ではなく、自社ECサイトや楽天やAmazon等のモール型ECサイトを通じた販売が主となります。
-どのようなミッションを担っているのですか?
私のミッションは、担当ブランドの利益を最大化し、事業部全体の利益に貢献することです。
まず、事業における売上や利益とは、顧客への価値提供の裏返しです。価値あるものを提供し顧客にご満足いただいた結果として、売上や利益がもたらされます。
その上で、なぜ利益にフォーカスをしているかというと、売上があっても利益がなければブランドを成長させるための投資ができません。また、ブランドに関わる従業員にも、成果を還元することができないからです。
つまり利益は、いわば事業の成績表のようなものだと思っています。
その利益を伸ばすためには、売上を増やすだけでなく、広告費などのコストを適切にコントロールすることが欠かせません。
そのため私は、一定のコスト内で、「新規顧客数を増やすこと」「顧客単価を上げること」「LTV(※2)を上げること」の3つの指標を重視しています。
そして、限られたコストの中で、より多くのお客様に選ばれ、選ばれ続ける「仕組み」を作ることこそが、利益最大化の鍵であり、私のミッションとなります。
(※2)LTV:顧客生涯価値(Life Time Value)を指す。顧客が一生涯でそのプロダクトやサービスに支払う金額を表す指標。
そのために行っていることを3つお話しします。
まず1つ目はSNSマーケティング。
「新規顧客数を増やすこと」を目的としてXやTikTokなどのSNSプラットフォームを用いたマーケティングを行っています。
具体的には、発信コンテンツの企画やクリエイティブ制作、配信後のデータ分析、改善施策の立案と実行です。
マーケティング施策の一部のみを切り取って行うのではなく、一気通貫で行っています。
2つ目はモール型ECサイト・自社ECサイトの運用最適化。
モール型ECサイトとは、楽天やAmazonのようなWEB上のショッピングモールを指します。
これらは、購買意欲の高いお客様を確実に購入へ繋げるために重要な販売チャネルで、弊社の他ブランドでも多くの販売実績があるものです。
ただし、このモール型ECサイトには、モール内に様々な販売事業者がいます。
ゆえに、ただ出店する、ただ商品ページを用意するだけでは、我々のブランドや商品を知っていただき、その価値をお客様に届けることはできません。
そのため、顧客の購入経路の分析や競合分析等を通して、商品ページのデザインのブラッシュアップや、商品の発見→商品ページの閲覧→購入に至るまでの導線の改善を行います。
キャッチコピーの言葉選びや、たった一箇所のデザインやサイト設計変更が利益に直結する仕事です。
このように、より多くのお客様にブランドの価値を体感いただくための施策を通じて、顧客単価の向上と、継続して購入いただきLTVを高めていきます。
3つ目は、マネジメントです。
上記のように幅広いマーケティング施策を行うことは、私ひとりではできません。
例えばモール型ECサイト上での競合分析や、自社の販売データ分析。様々な指標や要素があり分析は多岐に渡るため、やりきるには一人では限界があります。
そのため、自チームのアルバイトスタッフさんに分析方針を示しながら実行部分は任せ、戦略設計に必要な情報をチームで最速で収集しています。
それまでは、「新卒1年目だから何でも自分でやろう」と思っていましたが、このマネジメント経験を通じて、上司から求められているのはチームで成果を最大化させることだと認識でき、視座が上がった気がします。
このように、「どんな手法で」「どれほどのお金を投資して」「どのような成果を出すか」、これらを常に考え最適化し、実行し続けることが私のミッション達成に繋がります。
マーケターの1日
◆9:00:出社・DtoCビジネス関連の情報収集・前日の広告成果の確認
◆10:00:新たなマーケティングプランの設計
◆11:00:上司とのミーティングでマーケティングプランの壁打ち
◆12:00:チームメンバーとランチ
◆13:00:広告用のクリエイティブ制作
◆14:00:モール型ECサイトのイベントにおける戦略設計
◆16:00:アルバイトスタッフとのミーティング(進捗確認・業務差配)
◆17:00:SNS広告の配信・効果測定
◆18:00:ブランドの中長期のマーケティンング戦略の設計
◆20:00:終業


ミッション遂行を通じて実感するやりがいとは
-仕事のやりがいを感じるのは、どのような時ですか?
自ら提案した施策が利益創出に繋がった時です。
新卒入社1年目でも、自分の頭で考え、自分の手で行った施策が数字として成果に表れ、チームに貢献できたと実感できる瞬間に、特に大きなやりがいを感じます。
最近の成功事例でいうと、販路拡大施策においてチャレンジした新たな手法が成果に繋がったことです。
当時、新規顧客数を増やすにあたり、もっと多くのお客様にアプローチする手段は既存以外にないのか、という点で頭を悩ませていました。
そこで私は、世の中に存在する様々な広告媒体を調査し、新規顧客数を増やすにあたり最適であろう媒体を開拓しました。
上長には、定量的なデータをもとに「なぜこの媒体がブランドと相性がいいのか」「競合ブランドはなぜ参入していないのか」「この媒体にお金を投資した結果、どうなるのか」といったことをまとめ、上長や事業部代表に提案しました。
すると、すぐにGOサインをもらうことができ、結果的にその広告媒体で大きな結果を残すことができ、ブランドと、事業部全体の利益にも貢献することができました。
万が一結果が出なければ百万円近くの損失が発生する可能性があったにも関わらず、新卒1年目の私の提案に、会社がしっかりとお金と時間を投資してくれたことには非常に感謝をしています。そして何よりも、上司から言われたことではなく、自分の頭で考え提案し、チャンスを勝ち取り、その期待に結果で答えられたことが、大きな自信につながりました。

-マーケティングにおいて大切にしていることを教えてください。
大切にしていることは、お客様の期待を裏切らないことです。
人は、現状と理想のギャップを埋めるためにお金を使います。
購入前から商品への期待感を高め購入後の理想状態を想像できるようにすること、そしてその期待を裏切らない本当に価値のある商品を届けることが、ブランドの成長に繋がります。
必要以上にお客様の期待を煽ることは不誠実です。売上や利益はお客様からの評価そのものだからです。
自分がいいと思うものを、誠実にお客様に伝え、届けること、これが私が大切にしていることです。
また、ECサイトで購入いただいたお客様には、必ずお礼メールを送っています。直接的な売上にもしかしたら繋がりにくいかもしれません。
しかし、お客様一人ひとりと向き合い、繋がりを大切にする、こうした地道な努力が、ブランドのファンを増やし、ブランドを伸ばすことに貢献していると考えています。
価値提供を最大化するチームワーク、挑戦を後押しするフラットな風土
-チームの雰囲気を教えてください。
一言でいうと「チームワーク抜群の強豪校」です。
これは、メンバーそれぞれのスキルや能力が高く個人でも成果を出せるチームであることに加え、全体で成果を最大化させることができるチームであることを指しています。
全員が「お客様への価値提供を追求する」という共通目標を持ち、互いに学び合いながら前向きに取り組んでいるチームです。
その一環として、最近では「マーケティングアウトプット会」という取り組みを行なっています。
これは、週に一度チーム全員がメディアや書籍、社外の方との会話などから得た学びを共有し、各自の業務に活かすための場です。
個人でやるよりも、チーム全体で取り組むことで新しい発見や良い刺激が生まれ、レバレッジが利いていきます。
このように、チーム全体で同じ方向を向きながら、それぞれの知識や経験を持ち寄り協力し合い、全員で成果を勝ち取るチームです。
-最後に、Leo Sophia Groupを一言で言うとどのような会社ですか?
「誰が言うか」よりも「何を言うか」を大切にしている、本質思考な会社です。
だからこそ、上述した通り、新卒1年目でも筋が通った意見や提案であれば制限されることはありません。
常に一人のビジネスパーソンとして対等に向き合ってもらえる会社だと思います。
加えて、がんばりすぎてキャパシティを越えないように、役割や業務内容を柔軟に調整してくれるのも安心です。
また、新卒1年目でも、普通の会社であればすぐには得られないような挑戦の機会が与えられます。
上述した新規の広告媒体へのチャレンジもそうです。
さらには、私はAIを業務実装するためのプロジェクトを任されたこともありました。
自分の本来の役割やチームだけに閉じず、事業部全体に影響を及ぼす役割を持つことで、自然と他のチームメンバーとも関わる機会が増え、人を動かす経験を積むことができました。
成長角度やスピードへのこだわりが無い人や、平穏を好み挑戦を避けがちな人にはミスマッチな環境かもしれませんが、若いうちから裁量をもちながら挑戦できる環境を求めていた私にとっては、非常に有意義です。
もしこの記事をご覧いただいて興味を持った学生がいれば、「自ら打席に掴みに行く勇気のある人にとって、最高のフィールドである」ということを伝えたいです。
ご興味のある方は、ぜひLeo Sophia Groupの門を叩いてください。
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