
SEO対策に必要な記事数は?記事を量産するメリットや注意点について解説
「EFOって何?」「CVR改善に効果的なEFO施策は?」
LPやWebサイトのCVRに課題がある方の中には、上記のようなお悩みがある方も多いのではないでしょうか。
広告やSEOで苦労してユーザーを集めても、CVの直前にある「入力フォーム」で多くの機会を損失しているケースは非常に多いです。
この穴を塞ぎ、着実にコンバージョンへと繋げるための施策が「EFO(入力フォーム最適化)」です。
本記事では、EFOの基本からCVR改善のためにすぐ実践できる施策15選を紹介します。
【この記事を読んでわかること】
「フォームの離脱率に悩んでいる」「EFO対策で何から手をつければいいか分からない」という方は、ぜひ参考にしてください。
また、EFOはCVR改善において重要な施策ですが、そもそもフォームにたどり着くユーザーの数が少なければ、得られる成果も限定的です。
LeoSophiaでは、EFOのような出口戦略だけでなく、良質なコンテンツ作成やSEO対策による「集客力の強化」から一貫してサポートします。
サイト全体のCVRを最大化したい方は、ぜひ一度ご相談ください。
目次
EFOとは「Entry Form Optimization」の頭文字を取った言葉で、日本語では「入力フォーム最適化」と訳されるマーケティング手法です。
WebサイトのCVR(コンバージョン率)を改善するうえで、EFOの改善は極めて重要な施策だと位置づけられています。
なぜなら、入力フォームはコンバージョンに至るための最終関門であり、わずかな使いにくさやストレスが多くの見込み顧客を逃す原因となっているからです。
広告やSEOでどれだけ多くのユーザーを集めても、最後の入力フォームに欠陥があれば、コンバージョン前に離脱されてしまうでしょう。
見逃しがちな入力フォームですが、離脱率の改善がコンバージョン数に大きな影響を与えるため、EFOは重要な施策の一つといえます。
EFOの改善策の中から、CVR向上に効果的な15の施策を紹介します。
ユーザーがフォームから離脱してしまう原因は、「入力項目が多すぎる」「何を入力すればいいか分かりにくい」などさまざまです。
そして、原因を取り除くための改善策も多岐にわたります。
自社の入力フォームに何が足りないのか、チェックリストのようにご活用いただき、改善のアクションにつなげてください。
ユーザーの離脱を防ぎ、スムーズに入力してもらう方法として、入力フォームをLP(ランディングページ)内に直接埋め込む「LP一体型フォーム」の導入が推奨されます。
【チェックポイント】
通常のフォームでは「入力画面へ」といったボタンをクリックして別のページに移動する必要があります。
しかし、この一手間がユーザーにストレスを与え、離脱の原因になりかねません。
LP一体型フォームであれば、商品やサービスに興味を持ったそのページで入力から送信まで完結するため、ユーザーの熱量を保ったままコンバージョンへと導けます。
入力フォームの冒頭部分に、ユーザーが得られるメリットや入力にかかる時間を明記することで、離脱を防ぐ効果が期待できます。
【チェックポイント】
フォーム入力に伴う「価値」と「手軽さ」を分かりやすく伝えることで、ユーザーはポジティブな気持ちで入力してくれます。
上記のような小さな配慮がフォーム入力の完了率を高め、結果としてCVRの向上が期待できます。
EFOの基本として、フォームの入力項目は本当に必要なものだけに絞り込み、最小限にすることが重要です。
【チェックポイント】
多くの情報を得たいと考え、入力項目が多くなりがちですが、ユーザーの負担が増えて離脱率が高くなります。
そのため、目標達成に必要な情報のみに絞り、入力する項目数を減らしてみてください。
例えば、Web上で完結する資料請求のフォームであれば、氏名とメールアドレスさえあれば十分なケースが多いでしょう。
「この項目は目的達成に絶対に必要なものか」を精査し、必要最小限の項目になるよう見直しましょう。
ユーザーの入力負担を軽減するため、選択肢の中から選ぶ項目には、プルダウンやラジオボタンを活用しましょう。
【チェックポイント】
選択肢の中から選ぶ項目は、自由記述ではなくあらかじめ用意した選択肢から選んでもらう形式を取り入れましょう。
例えば、都道府県の選択や年代・性別の回答などは、選択式にするのに最適です。
可能な限りキーボードでの文字入力を減らし、クリックやタップだけで入力が進むように設計することで、入力完了率が高まります。
入力フォームは、PCやスマホ・タブレットなど、あらゆるデバイスで快適に入力できるよう、レスポンシブデザインに対応させましょう。
【チェックポイント】
スマホからのアクセスが主流となる中で、入力フォームがスマホ表示に最適化されていないのは致命的です。
PCでは問題なく入力できても、スマホで見たときにレイアウトが崩れていたり、入力しづらかったりすればユーザーはすぐに離脱してしまいます。
「あと一歩で得られたはずのコンバージョン」を逃さないためにも、レスポンシブデザインは実装していて当たり前の基本要件だと考えましょう。
入力項目が多く、入力エリアが縦長になっている場合、ステップ型フォームを導入してみましょう。
【チェックポイント】
ステップ型フォームは入力項目を分割できるため、入力のハードルを和らげるのに有効です。
各ステップで入力する項目が一つか二つであれば、ユーザーは迷うことなく入力を進められます。
さらに「あとどのくらいで終わるのか」が分かる進捗を明記することで離脱を防ぎ、最後まで入力してもらいやすくなるでしょう。
入力フォームの最後にあるCTAボタンには、ボタン入力後の具体的なアクションを示す文言を記載しましょう。
【チェックポイント】
ただ「送信」「次へ」のような文言だと、ユーザーは情報を送った後のことをイメージしづらくなってしまいます。
「資料をダウンロードする」のように具体的なアクションを記載することで、送信ボタンを押すモチベーションを上げる効果が期待できます。
ユーザーが全ての項目を入力した後、最後のひと押しをためらってしまうことがないように、ボタンの文言一つひとつにこだわりましょう。
入力フォームが設置されているページには、最終的なCTAボタン以外の余計なリンクを設置しないようにしましょう。
【チェックポイント】
ユーザーが入力中に他の情報が目に入ると注意が逸れてしまい、フォームに戻ってこなくなる可能性があります。
入力フォームのページは、ユーザーが「入力を完了させる」ことだけに集中してもらうため、CTAボタン以外は設置しないようにしましょう。
入力欄の中に表示されるプレースホルダーは、項目名(ラベル)の代わりではなく、具体的な入力例を示すために正しく活用することが大切です。
【チェックポイント】
プレースホルダーを項目名の代わりに使うと、ユーザーが文字を入力し始めた瞬間にヒントが消えてしまいます。
そのため「何を」「どのように入力するのか」がわかりづらくなり、離脱の原因になります。
プレースホルダーの本来の役割は、あくまでユーザーの入力を補助することです。
入力内容の具体的な「見本」を示し、ユーザーがスムーズに入力できるように、不要なストレスを感じさせないようにしましょう。
ユーザーの入力の手間を一つでも減らすため、氏名(漢字)を入力すると、フリガナ欄が自動的に入力される機能を導入しましょう。
【チェックポイント】
氏名とフリガナの入力は多くのフォームでセットになっていますが、ユーザーにとっては名前を二度入力させられる面倒な作業です。
この手間をシステム側で解消してあげることで、ユーザーの負担は大きく減り、入力のテンポも良くなります。
郵便番号を入力するだけで、都道府県や市区町村といった住所情報が自動入力される機能を導入しましょう。
【チェックポイント】
入力フォームの中でも住所の入力は、ユーザーが「面倒だ」と感じやすい項目の一つです。
スマホの小さな画面で、長い住所を間違いなく入力するのはストレスがかかります。
住所の自動入力機能を導入すれば、ユーザーの負担を軽減し、入力ミスを防ぐことも可能です。
入力フォームからの予期せぬ離脱を防ぐため、「クリア(リセット)」や「キャンセル」などのボタンは、フォームから削除しましょう。
【チェックポイント】
入力フォームのクリアボタンやキャンセルボタンは、ユーザーが誤ってクリックしてしまうリスクを高めるだけの存在になりがちです。
時間をかけて入力した内容が一瞬で消えてしまうと、その後の入力意欲を奪い、サイトからの離脱につながります。
入力フォームに設置するボタンは最終的な送信ボタンのみに絞り、シンプルな構成にすることが、スムーズにゴールまで導くための鉄則です。
入力内容に誤りがあった場合のエラー表示は、入力の途中ですぐに指摘される「リアルタイム表示」が効果的です。
【チェックポイント】
エラー表示は「電話番号は半角で入力してください」のように、何をどう修正すれば良いかを具体的に示すことが大切です。
ユーザーの離脱を防ぐためにも、離脱防止ポップアップを活用しましょう。
【チェックポイント】
入力中に他の情報を調べようとして、うっかりブラウザの戻るボタンを押してしまうような誤操作は、意外と多く発生します。
離脱防止ポップアップは、そのような意図しない離脱を防ぐための「最後の砦」です。
ユーザーを引き留めるだけでなく、入力途中の大切なデータを守るための親切な機能でもあります。
個人情報の取り扱いに対するユーザーの不安を解消し、安心して入力してもらうためにプライバシーポリシーを明記しましょう。
【チェックポイント】
フォームに個人情報を入力する行為は、ユーザーにとって心理的なハードルが高いものです。
その不安を和らげるために、情報の取り扱い方針を明確に示すことが欠かせません。
「ご入力いただいた情報はお問い合わせへの返信目的でのみ利用します」のように、利用目的を分かりやすく要約して記載するとより親切です。
ここまで解説してきたEFO施策を実行し、継続的に改善していくためには、適切なツールを活用することも大切です。
この章では、EFO対策によるCVR改善をサポートしてくれるツールを紹介します。
自社の課題やリソースに合わせて、どのツールを導入すべきか検討してみてください。
無料で利用できるGoogleアナリティクス4(GA4)は、入力フォームにおけるユーザーの行動をデータで分析し、離脱の原因を特定するためのツールです。
【主な活用法】
例えば、ファネル分析を使えば「名前は入力されるが、住所入力の段階で多くのユーザーが離脱している」といった具体的な問題箇所を突き止められます。
課題が明確化されることで、課題に対して効率的な改善施策の実装が可能になります。
「まずは手軽にEFOを始めてみたい」という方には、入力支援機能などを搭載した無料のEFO特化ツールがおすすめです。
専門知識があまりない方でも、入力フォームの使いやすさを簡単に向上させられます。
【おすすめツール】
上記のツールはいずれも日本語対応で、中小規模サイトにも手軽に導入できます。
入力ミスやユーザー負担を減らして入力完了まで誘導することで、フォームの入力完了率やCVR改善に役立ちます。
ヒートマップツールを活用すれば、ユーザーが入力フォームのどこをよく見て、どこをクリックしているのかを可視化でき、直感的に課題を発見できます。
【おすすめツール】
GA4で「どの項目で離脱が多いか」という数値データが分かっても、「なぜそこで離脱したのか」という理由は分かりません。
ヒートマップツールを使えば「入力されていない項目がそもそもユーザーの目に留まっていなかった」など、数値だけでは見えないユーザーの行動心理を読み解くヒントが得られます。
ABテストツールは、入力フォームのAパターンとBパターンのように複数のデザインや文言を同時に試し、どちらがより高い成果(CVR)が出るかを検証するためのツールです。
【おすすめツール】
「ボタンの色を変更する」「入力項目を一つ減らす」といった改善施策は、コンバージョンを最大化できる施策だったのか判断するのは難しいでしょう。
ABテストツールを使えば、複数パターンの施策を比較でき、本当に効果のある改善策を見つけ出すことができます。
EFO対策によってCVR改善を達成した企業の成功事例を3つご紹介します。
自社の状況と照らし合わせながら、成功のポイントを学んでいきましょう。
化粧品ブランド「ドモホルンリンクル」で知られる株式会社再春館製薬所では、フォームの形式をステップ型に変更することで、CVRを1.2倍に向上させることに成功しました。
EFOの概要 | 詳細 |
改善前の課題 | 従来のフォームでは、最終的なコンバージョンに至る手前での途中離脱が多かった |
施策 | EFOツールを導入し、一度に全ての項目を見せるのではなく、一問一答のように段階的に入力を進めるステップ型フォームへと改善 |
成果 | CVRが1.2倍にアップし、入力完了率は120%向上 |
長いフォームが与える心理的な圧迫感を解消し、一問ずつクリアしていく達成感のあるステップ型にしたことが、成功のポイントといえます。
関西みらい銀行では、縦長に表示されていた同意事項のUIを見直し、アコーディオン形式を導入することで、申し込み完了率を131%も増加させました。
EFOの概要 | 詳細 |
改善前の課題 | フォームの最終段階で表示される「個人情報の取り扱いに関する同意事項」が非常に長く、全てスクロールしないと同意のチェックができない仕様だった |
施策 | 同意事項をクリックで開閉できるアコーディオン方式を採用 |
成果 | フォームの申し込み完了率は131%もアップ |
詳細を確認したいユーザーだけが自ら情報を開く形式にしたことで、ストレスなく最終的な同意ステップへと進めるようになった好例です。
建設技術者の派遣事業などを手掛ける株式会社夢真は、チャットボット形式のエントリー方法を導入し、コンバージョン数を前年比131%まで伸ばすことに成功しています。
EFOの概要 | 詳細 |
改善前の課題 | 入力項目が多く、従来の「いかにも入力フォーム」といった形式がユーザーに敬遠され、離脱数が増加 |
施策 | 会話をするように質問に答えていくだけでエントリーが完了する、チャットボット形式のシステムを導入 |
成果 | フ前年比で131%のコンバージョン数を達成 |
成功の要因は、普段使い慣れたメッセージアプリのような対話形式にあります。
ユーザーは「フォームに入力している」という堅苦しさを感じることなく、自然な流れで情報を提供できるため、入力のストレスが大幅に軽減されています。
従来のフォームという概念そのものを見直すことで、大きな成果につながりました。
EFOは、入力フォームというコンバージョン直前のポイントに直接アプローチするため、数あるマーケティング施策の中でも即効性が高く、費用対効果に優れた手法です。
入力項目を減らす、住所の自動入力を導入する、ステップ型フォームに変更するといった少しの工夫で、ユーザーの入力ストレスは軽減され、離脱率の低下につながります。
まずは、本記事で紹介した15の施策の中から、自社で実践できそうなものから着手してみましょう。
【EFOのCVR改善に効果的な施策15選】
しかし、EFOでフォームの離脱率を改善してもサイトへの訪問者が少なければ、得られる成果には限界があります。
CVR改善は「入口(集客)」と「出口(入力フォーム)」の両輪で考えることが重要です。
LeoSophiaでは、質の高いコンテンツによるSEO対策でサイトへの流入を増やし、EFOで確実にコンバージョンへと繋げる。といった包括的なWebマーケティング支援を得意としています。
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