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オウンドメディアの平均CVRは1~3%。業界別・CV地点の違いによる基準値や上げる方法も紹介!

「オウンドメディアのCVRの平均が知りたい」
「自社のオウンドメディアのCVRは平均よりも獲得できているのか?」

オウンドメディアを運用している方は上記のような悩みを持っている方が多くいるかと思います。
そこで、今回は業界やコンバージョンポイントの違いによるCVRの平均値とCVR向上する方法、さらにCVR改善施策を行う上での注意点も紹介します。

オウンドメディアのCVR最適化のためにぜひ参考ください。

監修者
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SEOセクション統括
坂 圭祐Keisuke Ban
月間売上20万規模だった車買取SEOメディアをオーガニック経由の流入で、月1,000万規模までグロース。100を超える自社運営SEOメディアを束ねる責任者として、様々なジャンルのメディアに対して深い知見を持つ。
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オウンドメディアの平均CVRは1~3%

早速結論から記載すると、オウンドメディアのCVRの平均は1~3%と言われています。
この数値の幅は、「業界」や「コンバージョンポイント」によって変わるためです。
自社のオウンドメディアが、この数値幅のどの部分に位置するか解説していきます。

平均CVRは「業界」によって変わる

業界CVR(検索)CVR(ディスプレイ広告)
出会い系サービス9.64%3.34%
法律関連6.98%1.84%
流通関連(小売など)6.64%0.98%
自動車関連6.03%1.19%
人材派遣サービス5.13%1.57%
金融関連5.10%1.19%
観光関連3.55%0.51%
教育関連3.39%0.50%
工業製品関連3.37%0.94%
医療関連3.36%0.82%
BtoB3.04%0.80%
ソフトウェア関連2.92%0.86%
Eコマース2.81%0.59%
家庭用品系2.70%0.43%
不動産関連2.47%0.80%
引用:WorldStream「Google Ads Benchmarks for YOUR Industry [Updated!]

表からわかるように、CVRの平均値は業界によって大きく異なります。

BtoC業界はCVを行うのが”個人”であるため、顧客の行動パターンによって差はあるものの全体的にCVRは高い傾向にあります。
一方で、BtoB業界は決定権が会社の役員にあったりと、購買までのプロセスに複数人関与する場合があるのでCVRが低い傾向にあります。

まずは同じ業界の数値と自社のCVRを比較し、自社の戦略は上手くいっているのか判断してみましょう。

CVR改善前にオウンドメディアの基礎知識を確認したい方はこちら。

関連記事: オウンドメディアとは?役割や効果を初心者にも分かりやすく解説

平均CVRは「コンバージョンポイント」によって変わる

オウンドメディアのCVRの平均値は、業界だけでなくコンバージョンポイント(コンバージョン地点)の種類によっても大きく変わります。
コンバージョンポイントの種類は大きく分けて下記の4つがあります。

  • 商品購入、契約
  • お問合せ、無料相談
  • 会員登録
  • 資料請求

商品購入よりも無料相談や資料請求の方がユーザーにとってハードルが低く気軽にアクションが取れるため、コンバージョン率もそれに応じて高くなる傾向にあります。
そのため、例えば契約させる前に無料相談に促すなど、マイクロコンバージョンを設定してみるのも1つの手段です。

オウンドメディアのCVR上げるために必要なこと

コンバージョンは、業界やコンバージョンポイントによって変わりますがCVRを上げるために必要な施策は大きく変わりがありません。
下記にCVRを上げるために必要な方法を紹介します。

オウンドメディアの集客方法を確認したい方はこちら。

関連記事: オウンドメディアの集客方法を具体的に解説!

コンバージョンまでの導線見直し

CVR改善のために最も重要なのが、コンバージョンポイントまでの見直しです。
コンバージョンを獲得するには、ユーザーニーズに応えるコンテンツでユーザーの悩みを解決し、納得・安心して行動に移してもらう必要があります。

そのようなコンテンツに仕上げるためにも、下記の点が満たされているか確認してみましょう。

  • 冒頭で「記事のゴール(=ユーザーの課題解決)」が明記されている
  • リード文はCVポイントごとに適切に設定されている
  • モバイルレスポンシブルになっている
  • CTAボタンは適切なデザイン(大きさ・色)で設定されている

上記以外にも、ユーザーがストレスなく安心してコンバージョンにたどり着くために不足していることはないか、という視点で見直してみましょう。

申し込みフォームの見直し

せっかくCTAボタンが押されても、申し込みフォームの必要項目が多すぎるなど”手間”に感じてしまうとユーザーは離脱してしまう可能性があります。このような懸念は無くしておくようにしましょう。

ユーザーがストレスなくフォームを入力するには、以下の点も満たせているとベストです。

  • 入力例がある
  • 郵便番号を入れると自動で住所が入力される
  • 入力ステップの記載がある
  • プライバシー保護の記載がある

フォームページでの離脱が多い場合は、特にこれらの点を見直してみましょう。

CVポイントを増やす

申し込みフォームへのアクセス数が少ない場合、CVポイントが少ないことも原因として考えられます。

記事を最後までしっかり読むユーザーは多くありません。
情報を得て満足し離脱されてしまう前に、コンバージョンポイントを設置しましょう。

おすすめのポイントとしては、ユーザーが離脱する箇所に置くことです。「離脱している箇所=情報を得られて満足した箇所」と考えられるためです。ヒートマップを確認し、離脱されているポイントを見つけて設置を検討しましょう。

また、記事のキーワードにもよりますが、ユーザーができるだけ早く手に入れたいと予測される商材は冒頭にCVポイントを入れることをおすすめします。
弊社運営のサイトでは、CVポイントを記事冒頭に増やしただけでCVRが0.05%から0.1%に増加した事例があります。

商材に合わせてどのポイントにCTAを置くことで、スムーズにユーザーを取り込めるか検討してみてください。

回遊されやすい環境をつくる

サイト全体を回遊されやすいように整えることも、CVRの上昇に効果的です。
記事によっては、アクセスを獲得するのが得意なテーマの記事もあれば、競合が多く、アクセス獲得は難しいけどCVを獲得するのに最適な記事など様々な記事が存在するかと思います。
その際に、サイト全体で回遊されやすい環境をつくることでCVRを高められることができます。

例えば、サイト内回遊を増進させる仕掛けとして下記の点が満たされているか確認してみてください。

  • 適切な場所に内部リンクが設定されているか
  • サイト内検索やサイトマップは必要に応じて設定されているか
  • パンくずリストは設定されているか
  • 階層構造は複雑過ぎたり、深すぎないか
  • 関連記事や人気記事ランキングが必要に応じて設定されているか

ページのCVR改善が出来たら、サイト単位でのCVR改善施策も検討しましょう。

CVRを改善する際に注意すべき点

ここまで、CVRを改善する方法を紹介してきましたが、全ての施策をやれば良いというわけではありません。
改善施策をする際に注意する点もありますので、把握しておくようにしましょう。

設定したKPIは問題ないか

上記にも記載しましたが、CVRは業界やコンバージョンポイントによって大きく変わります。
現在設定しているKPIが、業界やコンバージョンポイントに適したものなのか再度確認してみましょう。
適切なCVRでKPIを設定することで改善の必要がない場合もあります。

ユーザービリティが低くならないか

繰り返しになりますがコンバージョンを獲得するには、ユーザーニーズに応えるコンテンツでユーザーの悩みを解決し、納得・安心して行動に移してもらう必要があります。

そのため、CVポイントを増やしたらCVRが改善するからとむやみやたらに増やすなど、ユーザービリティが低くなる内容にすることは避けるようにしましょう。

リード文と遷移先のページの内容が一致しているか

ページ単位でCVRを改善したときによくしてしまう失敗です。
リード文やCTAボタンの文言に魅力を感じクリックしたものの、遷移先の内容が求めていたものと違うと感じられてしまうとCVに至りません。

リード文やCTAボタンの訴求文言は遷移先のページ内容に合わせること、または遷移先ページの内容も併せて改善するようにしましょう。

また、遷移先ページではユーザー自身が今からすることを常に確認できるような内容に整えるのがベストです。
例えば、資料ダウンロードであれば「共通のお問合せページ」に遷移させるのではなく、「その資料専用のダウンロードページ」を作るようにしましょう。

オウンドメディアのCVRを上げるなら、プロに依頼するのも1つの方法

オウンドメディアのCVR平均値や改善法を紹介してきました。
CVRは業界やコンバージョンポイントによって大きく変わるので、自社にあったCVRはどのくらいなのか把握し、施策を組んで行きましょう。

ただし、注意点でも紹介したようにCVRの向上や改善は一筋縄ではいきません。最も重要なユーザビリティを担保しつつ、CVしたくなるような仕掛けづくりをしていかなければなりません。

そこで弊社では、コンテンツマーケティングのプロとして強みでもある「アクセス獲得×流入ユーザーへの行動喚起」の両アプローチで、貴社のCVR改善施策をご提案させていただきます。
お気軽にご相談ください。

著者
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SEOコンサルタント
荻野 陽介Yousuke Ogino
メディア事業にて金融・教育関連のメディアディレクターを担当し、金融系メディアを月1,000万規模までグロース。テクニカルSEOをはじめ、SEOマーケティングに強みを持つ。
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