BtoB企業のSEO対策で質の高いリードを獲得するには?実践手順と成功事例を解説

BtoB企業のSEO対策とは、法人向けビジネスを展開する企業がWebサイトを検索結果で上位表示させ、見込み顧客(リード)の獲得につなげるための施策です。

近年、BtoBの顧客はオンラインでの情報収集や購買決定を行う傾向が高まっており、デジタル上での競争力強化が求められています。

トライベック・ブランド戦略研究所の調査では56.8%の企業担当者がWebサイトで情報収集を行っているという結果が出ており、BtoB領域においてもSEOを起点とした集客基盤の構築が重要性を増しています。
出展:トライベック・ブランド戦略研究所「BtoBサイト調査 2024」

ただし、SEOは短期的に成果が出るものではなく、自社の事業特性に合った戦略設計と継続的な実行が欠かせません。

そこで本記事では、BtoB企業がSEO対策に取り組むメリットから、成果を最大化するための実践手順(5ステップ)・成功事例・LLMO/AIO対策まで体系的に解説します。

この記事でわかること
✓ BtoB SEO対策とは|役割と目的
✓ BtoB企業がSEO対策に取り組むメリット
✓ BtoB企業がSEO対策を実践する方法【5ステップ】
✓ BtoB企業におけるSEO対策の成功事例
✓ AI時代に備えるLLMO・AIO対策の考え方

ぜひ、SEOを通じて持続的な成長を支えるマーケティング基盤の構築を目指していきましょう。

SEOの基本的な仕組みや考え方については、以下の記事でも詳しく解説しています。

関連記事: 【2026年最新版】SEOとは?SEO対策の基本や上位表示に必要な考え方をわかりやすく解説

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コンテンツ責任者
松尾 修兵Shuhei Matsuo
SEOディレクター経験の中、効果的なコンテンツ戦略の策定と実行。 組織全体のコンテンツ向上に寄与・貢献し、SEO事業のマネージャーとして抜擢。 SEOメディア、インハウスオウンドメディアの実績をもとにSEOを軸としたマーケティング支援事業の シニアコンサルタントとして今に至る。
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目次

多くのBtoB企業はSEOと相性がよく、取り組む価値が高い

結論として、BtoB企業とSEOの相性は非常に良く、多くの企業にとって取り組む価値の高い施策です。

近年、BtoB領域における顧客の情報収集行動がWeb中心に移行しているという調査データがあります。

トライベック・ブランド戦略研究所の調査では56.8%の企業担当者がWebサイトで情報収集を行っていると報告されており、フォレスター・リサーチ社のデータでも61%のBtoB購買担当者が「オンラインで独自に情報収集する方が営業担当者と相談するよりも便利」と回答しています。

BtoBの購買担当者の過半数は営業接触前にオンラインで情報収集から比較検討まで進めているため、この段階で自社サイトが検索上位に表示されていなければ候補にすら入れず、SEO対策でこの接点を確保することがリード獲得や商談創出の起点になると言えます。

ただし、BtoBのSEOにはBtoCとは異なる特性があり、すべての企業に等しく適しているわけでもありません。本セクションでは、以下の2つの観点からBtoB SEO対策の前提を整理します。

自社にとってSEOが有効な施策かどうかを見極めるためにも、それぞれ確認していきましょう。

なお、自社にSEOの知見やリソースが不足していると感じている方は、まずはプロに相談するのも有効な選択肢です。弊社ではサイトの現状課題を無料で診断していますので、お気軽にご活用ください。

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BtoBとBtoCのSEOの違い

BtoBとBtoCのSEOは、施策の目的・ターゲット・キーワード特性が根本的に異なります。

両者の主な違いは、以下の通りです。

項目BtoB SEOBtoC SEO
目的リード獲得(資料請求・問い合わせ)商品購入の促進・認知拡大
ターゲット法人(複数の意思決定者が関与)個人
検討期間長期間(数ヶ月〜1年超)短期間(即日〜1ヶ月程度)
主なCVポイント問い合わせ・資料請求・ウェビナー参加商品購入・会員登録
KWの特徴専門用語・業界特化KWおすすめ・口コミ・比較
検索ボリューム比較的少ない比較的多い

BtoBでは前述のとおり複数の意思決定者が関与し、検討期間が数ヶ月〜1年以上に及ぶため、SEOの目的を商品の直接購入ではなくリード獲得(資料請求・問い合わせ)に設定するのが基本です。

KW選定においても、BtoCの「おすすめ」「ランキング」とは異なり、「〇〇ツール 比較」「〇〇 導入費用」といった専門性の高いKWが中心となります。

検索ボリュームは少ない傾向にありますが、1件あたりの契約額が大きいため少数の流入でも十分な投資回収が見込めるでしょう。

さらに、情報収集段階にはノウハウ記事、比較検討段階には導入事例というように、購買プロセスの長さに合わせてコンテンツとCVポイントを段階的に設計できる点がBtoB SEOならではの特性です。

BtoB企業がSEOに取り組むべきかの判断基準

すべてのBtoB企業がSEOに注力すべきとは限りません。 自社の事業特性やリソース状況によっては、リスティング広告やABM(※)といった他のマーケティング施策を優先したほうが効果的なケースもあります。
※ABM(Account Based Marketing):特定の企業をターゲットに設定し、個別にアプローチする法人向けマーケティング手法

SEOに取り組むべきかを判断する際は、以下の3つのポイントを確認しましょう。

判断ポイントSEOと相性が良い場合他施策を優先すべき場合
①検索KWに十分なボリュームがあるか関連KWに月間数百〜数千以上の検索ボリュームがあり、顧客の検索行動が確認できる関連KWの検索ボリュームがほぼ存在せず、顧客が紹介・展示会など検索以外の方法で情報を取得している
②継続的に取り組む体制を確保できるかSEOに割ける担当者や予算があり、半年以上の継続を前提にリソースを確保できる短期間での成果が求められており、SEOに充てるリソースの確保が難しい
③後発でも競合に勝てる余地があるか競合が手薄なKW領域があり、自社独自のデータや事例を活かせる余地がある主要KWをドメイン評価の高い大手競合が独占しており、差別化が難しい

上記の3点を総合的に判断したうえで、SEOへの投資を決定しましょう。

なお、②については、すべてを自社で内製する必要はなく、戦略設計やコンテンツ制作を外部パートナーに委託し、社内の負担を抑えながらSEOに取り組む方法もあります。

仮にすべての条件を満たせなくとも、指名検索(企業名・サービス名での検索)への最低限のSEO対策は実施しておくことを推奨します。

BtoB企業がSEOを実施するメリット

BtoB企業がSEOを実施するメリットは、大きく分けると以下の3つになります。

順に詳しく解説していくので、ぜひ参考にして下さい。

確度の高い見込み顧客を集客できる

SEOは検索エンジンで目的意識を持ってリサーチしているユーザーが対象のため、コンテンツを通じて潜在層を確度の高い見込み顧客へと転換していくことが可能です。

特にBtoB企業のSEO施策では、製品やサービスに関する具体的なキーワードで検索するユーザーにリーチできるため、購買意欲の高い見込み顧客を効率的に集客できます。

検索フェーズユーザーの特徴集客効果
課題探索業界動向や解決策を探る早期段階でのリーチ
情報収集具体的な製品・サービス情報を求める検討候補としての認知
比較検討複数の選択肢を比較する商談機会の創出

例えば上記のように検索フェーズを3つに分けると、以下のような効果を期待できます。

  1. 購買プロセスの早期段階からの接点を構築
  2. 具体的なニーズを持つユーザーとの効率的な接触
  3. 検討段階に応じた適切な情報提供による信頼関係の醸成

特に製品やサービスに関する具体的なキーワードでの検索行動は、すでに導入や比較検討のフェーズに入っているユーザーである可能性が高く、より購買意欲の高い見込み顧客との接点を得られます。

さらに、検索意図に合わせた適切なコンテンツを提供することで、競合との比較段階における優位性を確保することも可能です。

検索行動自体が能動的な情報収集であるため、そこで獲得できる見込み顧客は、従来の営業活動で獲得する顧客と比較してより確度が高いという特徴があります。

長期的な広告費の削減が見込める

SEOを実施することで、広告費に依存しない持続的な集客基盤を構築することができます。

一度検索上位を実現できれば、その後は少ない費用でのメンテナンス対応のみで上位掲載を維持できるため、時間の経過とともにCPAを下げていくことが可能です。

例として、SEOの領域であるオーガニック流入とリスティングなどの広告流入の違いを以下で比較すると、以下のようになります。

SEO-CPA
項目オーガニック流入広告流入
初期コストコンテンツ制作等の投資が必要比較的少額で開始可能
長期的な費用メンテナンスコストのみ継続的な広告費が必要
効果の持続性上位表示後は継続的に効果を発揮予算に応じて変動
時間経過による変化流入数が徐々に拡大予算に比例した一定の流入

まとめると、SEO対策の特徴は時間の経過とともに以下のような好循環が生まれる点が強みです。

  1. 上位表示されるキーワードが増加することで流入数が拡大
  2. 同じ流入数を獲得するために必要な費用(工数)が減少
  3. 結果として、獲得できる見込み顧客あたりのコストが低減
  4. 公開後はサイト内に資産として溜まり集客を維持できる

SEO対策は初期の段階で一定の投資と時間は必要となりますが、長期的に見ると非常に効率的な集客手法と言えるでしょう。

ただし、上位表示される記事・コンテンツを制作するためには多大なリソースを必要とするため、自社だけでリソースが確保できない場合は外注化がおすすめです。

業界内での第一想起獲得の可能性が高まる

SEOを通じたコンテンツの継続的な情報発信により、業界内での「このサービスといえばこの企業」という第一想起の獲得が可能です。

第一想起獲得のためには質の高いコンテンツを制作することも大切ですが、自社だからこそ発信できる、独自性のある情報を発信すると、競合他社との差別化を図れます。

また、そうしたコンテンツが検索結果で継続的に上位表示できると「この分野の専門家」とした認知につながり、企業の専門性や信頼性を示せるため長期的なブランド価値の向上も期待できるでしょう。

ただし、各ファネル向けに作成したコンテンツが単なる一時的なタッチポイントに終わらないためには、ユーザーの課題解決に寄り添い、価値ある情報を提供することが重要です。

SEOを実施する上ではサイト構造の改修などテクニカルな内部対策も必要ですが、ユーザーが持つ検索意図へ適切に応えるコンテンツを作成することも非常に大切になります。

BtoB企業がSEO対策を実践する方法【7ステップ】

BtoB企業がSEO対策を実践する際は、現状把握から改善まで7つのステップを順番に進めることが重要です。

いきなりコンテンツを制作するのではなく、まず自社サイトの現状と競合の状況を把握し、目標を定めたうえで戦略的に施策を展開していく流れが基本になります。

特にBtoB企業のサイトは、制作会社が構築したコーポレートサイトをそのまま運用しているケースが多く、カテゴリ設計やURL構造がSEOを考慮していない状態も珍しくありません。

こうした土台の問題を放置したままコンテンツを積み上げても、期待した効果は得られにくいため、正しい順序で進めましょう。

そもそもSEOとは何かを改めて確認したい人は以下も参考にしてください。

関連記事: SEOとは?初心者でも理解できるようわかりやすく解説

関連記事: コンテンツマーケティングとSEOの違いとは?

STEP1. 現状分析と競合調査を行う

SEO対策の第一歩は、自社サイトの現状と競合の状況を正確に把握することです。

現状を理解しないまま施策を始めると、効果の出にくいKWに工数を費やしたり、競合がすでに押さえている領域で消耗したりするリスクがあります。

現状分析で確認すべき主な項目は以下のとおりです。

分析項目確認項目主な使用ツール
オーガニック流入状況現在の検索流入数・流入元KW・掲載順位Google Search Console
サイトの技術的状態インデックス状況・クロールエラー・ページ表示速度Google Search Console・PageSpeed Insights
競合サイトの獲得KW競合が上位表示しているKWと流入規模Ahrefs・Semrush
競合との差分自社が未対策で競合が獲得しているKWAhrefs(Content Gap機能)

特に競合の獲得KW数と流入規模の把握は重要です。

この数字があることで、「何本のコンテンツをどのKWで作れば、どの程度の流入が見込めるか」という目標設計の根拠が生まれます。

関連記事: SEO分析とは?分析のやり方やおすすめツールを紹介

STEP2. KGI・KPIとターゲット企業を設定する

現状分析の結果をもとに、SEO施策のゴール(KGI)と中間指標(KPI)を設定します。

STEP1で競合の流入規模や自社との差分が把握できているため、現実的な数値目標を置くことが可能になります。

BtoB SEOにおける主なKGI・KPIの設定例は以下のとおりです。

死票役割設定例
KGI(最終目標)SEO施策で達成すべきビジネスゴール月間リード獲得数〇件、商談数〇件
KPI(中間指標)KGI達成に向けた進捗を測る指標オーガニック流入数、対策KW数の上位表示率、CVR

数値目標に加えて、ターゲット企業の属性(業界・企業規模・意思決定者の役職など)も明確にしておきましょう。

BtoBでは「誰がどんな課題を持って検索するか」によってKW選定やコンテンツの切り口が大きく変わるため、ターゲット像の解像度がそのまま施策の精度に直結します。

STEP3. カスタマージャーニーを整理する

KGI・KPIとターゲットが定まったら、ターゲットの検討段階に合わせてカスタマージャーニーを整理し、各段階に対応するキーワードを選定します。

カスタマージャーニーとは、顧客が商品やサービスを認知し、購入・利用に至るまでの一連のプロセスを図式化したものです。

BtoBでは検討期間が長いため、検討段階ごとにKWを分類してコンテンツの優先順位を決めることが成果を左右します。

検討段階ユーザの状態KWの例CVポイント
潜在層課題は感じているが解決策を探していない「〇〇 課題」「〇〇 トレンド」メルマガ登録・ホワイトペーパー
準顕在層課題解決の方法を情報収集している「〇〇 方法」「〇〇 やり方」ホワイトペーパー・ウェビナー
顕在層具体的なツール・サービスを比較検討中「〇〇 比較」「〇〇 費用」資料請求・問い合わせ
明確層導入をほぼ決定し最終確認中「〇〇 導入事例」「〇〇 評判」無料相談・デモ依頼

KW選定では、CVに直結する顕在層KWを優先しつつ、潜在層・準顕在層のKWも並行して計画に組み込むことで、中長期的にリード獲得の母数を広げる設計が可能になります。

関連記事: 【簡単】SEOキーワード選定のやり方を詳しく解説!
関連記事: カスタマージャーニーとは?考え方や作り方を紹介

STEP4. テクニカルSEO(内部施策)でサイト基盤を整える

コンテンツを制作する前に、サイトの技術的な基盤を整えておく必要があります。

BtoB企業のWebサイトは、制作会社が構築したコーポレートサイトをそのまま使っているケースが多く、カテゴリ設計やURL構造がSEOを考慮していない状態が少なくありません。

この土台を放置したままコンテンツを積み上げても、検索エンジンの評価が正しく集まらず投資対効果が落ちてしまいます。

最低限チェックすべきテクニカルSEOの項目は以下のとおりです。

項目内容影響
サイト構造・URL設計カテゴリ階層が論理的に整理されているか、URLにKWが含まれているかクローラーの巡回効率・テーマの評価
表示速度ページの読み込みが遅すぎないか(Core Web Vitals)ユーザー体験・検索順位への影響
モバイル対応スマートフォンで問題なく閲覧・操作できるかモバイルファーストインデックスへの対応
インデックス管理不要なページがインデックスされていないか、重要ページが正しくインデックスされているかクロールバジェットの最適化
構造化データFAQやパンくずリスト、組織情報などのSchemaが実装されているかリッチリザルト・AIO表示の獲得確率

テクニカルSEOは専門的な知見が求められる領域です。

社内にエンジニアやSEO担当者がいない場合は、まず現状の課題を専門家に診断してもらうことで、優先度の高い改善箇所が明確になります。

STEP5. 検討段階に合わせたコンテンツとCV・CTAを設計する

サイト基盤が整ったら、STEP3で選定したKWに基づき、検討段階ごとに最適なコンテンツとCV・CTAを設計していきます。 BtoBのSEOコンテンツで成果を出すためには、単にKWに沿った記事を書くだけでなく、専門性と信頼性(E-E-A-T)を高く保つことが重要です。

検討段階ごとのコンテンツ設計の考え方は以下のとおりです。

検討段階コンテンツの方向性CTA・CVポイント
潜在層・準顕在層課題解決のノウハウ記事・業界トレンド解説ホワイトペーパーDL・メルマガ登録
顕在層製品比較・導入ガイド・費用解説資料請求・無料相談
明確層導入事例・お客様の声・デモ紹介問い合わせ・デモ依頼

特に昨今の検索エンジンは、E-E-A-T(※)に基づき、専門性と信頼性が担保されたサイトを高く評価する傾向にあります。
※「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」の頭文字を取ったGoogleの品質評価基準

コンテンツ制作フローの具体例

弊社でSEOのコンテンツ作成する際は、以下の流れで制作フローを組んでいます。

  • インサイト(独自性)の創出
  • 構成作成
  • 本文作成
  • 画像挿入
  • コンテンツのチェック・公開

今回は「AED」のBtoB向け商材を例にして、「AED 設置」というキーワードで『導入を検討している顕在層』向けに記事を制作する想定で、簡単に各工程で考える項目について紹介します。

  1. インサイト(独自性)の創出
    ・自社が持つデータの反映
    ・専門家の監修を依頼
    ・第三者機関で調査したデータをグラフ化
  2. 構成作成
    ・ユーザーを惹きつけるタイトル案の作成
    ・見出しへの適切なキーワード配置
    ・見出しを読み終わったユーザーの状態を踏まえた構成順になっているか
     -記事に流入した時点ではどういう状態・知識レベルなのか
     -記事を読み終えたユーザーに起こして欲しい次のアクションは何か
     -そのために各見出しでどういう情報を提供し、記事下部でどういう状態になっているべきか
      ※「AED 設置」であれば、自社商品の導入まで意思決定される状態になっている
  3. 本文作成
    ・導入文はユーザーにとって共感しやすいか
    ・本文は読みやすい装飾・工夫がされているか
    ・具体的なデータが提示されているか
     例:「設置場所までの推奨アクセス時間:○○秒以内」
     例:「効果的な設置高さ:○○cm」
    ・実践的解説が入っているか
    ・例:建物構造別の設置位置判断基準
    ・例:設置の具体的な手順
  4. 画像挿入
    ・競合に比べてオリジナリティのある独自画像があるか
    ・引用した画像が適切に表示されるか
    ・適切なファイル名(その画像を英語にしたもの)になっているか
    ・Googleに認識されやすいようAlt属性は入っているか
  5. コンテンツのチェック・公開
    ・レギュレーションに沿った記事になっているか
    ・コンテンツの質に大きなばらつきはないか

やるべきことが多いですが、ここまで徹底して作成したコンテンツが展開できれば、上位表示だけでなく最終的なユーザーの購買意思決定まで繋げることが可能です。

また、徹底した情報の提示とコンテンツとしての分かりやすさの提示は、意思決定までのプロセスが長いBtoB商材において、第一想起の獲得にも貢献するでしょう。

また、コンテンツに訪れた読者が次のアクション(資料請求・問い合わせなど)に進めるよう、記事内の適切な位置にCTAを設置することも忘れないようにしましょう。

E-E-A-Tや、オーガニック集客の要であるコンテンツSEOについては以下で詳しく解説しています。

関連記事: E-E-A-T(旧E-A-T)とは?SEOでGoogleが重視する4つの評価基準や対策を解説
関連記事: 【コンテンツSEO】とは?効果やメリット・作り方をわかりやすく解説
関連記事: ホワイトペーパーとは?種類や作り方・成果を出すノウハウも紹介

STEP6. 外部施策(被リンク獲得)を行う

質の高いコンテンツ制作は重要ですが、それだけではSEOの効果を最大化することはできません。

検索エンジンからの評価を高めてサイト力の強化を図るためには、外部からの自然な形での被リンク獲得や関連サイトでの露出等を含めた外部施策にも取り組む必要があります。

被リンクとは外部のWebサイトから自社サイトに向けて設置されたリンクのことで、Googleはこれを「第三者からの推薦」として評価するため、業界との関連性が高く質の良い情報発信元からのリンクほどSEO効果が大きくなります。

BtoB企業が取り組みやすい効果的な外部施策の一例は、主に以下の3つです。

施策具体的な取り組み期待される効果
プレスリリース配信自社の調査データや新サービス情報をプレスリリースとして発信するニュースサイトや業界メディアからの被リンク獲得
業界団体・専門メディアへの寄稿自社の専門領域に関する記事を外部メディアに寄稿する権威性の高いドメインからのリンク獲得・E-E-A-T向上
パートナー企業との相互事例紹介取引先やパートナー企業と導入事例を相互に掲載する関連性の高い自然なリンク獲得・信頼性の強化

特に注意すべき点として、外部施策は単なるリンク数の増加を目指すのではなく、業界との関連性が高く、質の良い情報発信元からの評価獲得を目指す必要があります。

例えば弊社の場合、オウンドメディア支援している企業様の事業と近しい題材を元に、ユーザーに興味を持ってもらえそうなコンテンツをプレスリリースで発信し、被リンク獲得につなげています。

関連記事: SEOで差をつけるなら外部対策!方法を具体的に紹介
関連記事: ドメインパワーとは?無料の計測ツールによる確認方法や評価の上げ方を紹介

STEP7.モニタリングし分析と改善を行う

SEO施策の効果を最大化するため、コンテンツを制作し公開した後は、その効果や順位を継続的にモニタリングし改善を行いましょう。

効果測定に使う各種ツールの例と概要については以下の通りです。

使用ツール概要
サーチコンソール検索順位やクリック率、記事ごとの獲得クエリを確認する
Googleアナリティクスアクセスを解析し、流入やCVRの分析と改善を行う
ahrefs(エイチレフス)自社・競合サイトに流入している上位トラフィックキーワードや被リンクが確認できる
ヒートマップツールコンテンツに訪れた実際のユーザー行動を確認し、CV導線の最適化を模索できる
各ツール・用語の詳細
  • サーチコンソール:Googleが提供する無料のWeb解析ツールで、サイトの検索パフォーマンスやSEO状況を確認できる
  • Googleアナリティクス:ウェブサイト上のユーザーのトラフィックと行動を無料で追跡および測定できるGoogle公式のWeb解析ツール
  • Ahrefs:ウェブサイトのSEO分析や競合調査、被リンクプロファイルの解析など、多岐にわたる機能を提供するSEOツール
  • 被リンク:外部のWebサイトから自社のWebサイトへ向けられたリンクのこと
  • ドメインパワー:検索エンジンからのWebサイト全体の信頼性や権威性を表す指標のこと
  • Googleアナリティクス:

データの定期的なチェックと分析を通じて、コンテンツの質的向上やユーザー導線の最適化、新規コンテンツの追加など、具体的な改善施策を実施していきます。

SEOは成果が表れるまでに一定の期間を要するため、短期的な変動に一喜一憂せず、長期的な視点での改善を継続することが重要です。

成果の出るコンテンツ作成や、SEOでどのように効果を出すのか知りたい方は、ぜひ以下も参考にしてください。

関連記事: SEOで成果の出るコンテンツ作成を解説|7つの条件と8つのステップを公開
関連記事: SEO対策の効果ってどうやって出すの?期間や確認方法も解説

BtoB企業がSEOを実施する際に注意すべきポイント

BtoB企業がSEOを実施する際に注意すべきポイントは、大きく分けて以下の4つです。

詳しく解説していきます。

顕在層向け以外のコンテンツも制作する

BtoB企業のSEO対策では、直接的な商談につながりやすい顕在層向けのコンテンツに注力しがちですが、より広い視野でのコンテンツ展開が重要です。

特にBtoBの購買サイクルは長期に渡るため、顕在層だけでなく、課題認識が曖昧な潜在層や情報収集段階の準顕在層に向けたコンテンツを展開していくことで、将来的な見込み顧客が獲得できます。

顧客層特徴コンテンツタイプ期待される効果
潜在層課題認識が曖昧ナレッジ提供型コンテンツ課題の顕在化
準顕在層情報収集段階課題解決型記事、HowToコンテンツ具体的な検討促進
顕在層導入検討段階製品比較や導入事例の紹介商談機会の創出

特に重要なのは、各層に対して段階的な情報提供を行う中で信頼される情報源として認識され、第一想起獲得されることや、自然な形で顕在層へのファネル転換を図ることです。

例えば、製品の使い方や保守に関する情報を提供することで、既存ユーザーの満足度向上はもちろん、将来的な製品更新時の選択肢として強く認識してもらうことができます。

弊社での事例でも「プロテイン」のオウンドメディア支援において以下のようなキーワード戦略を取り、商品購入後も継続的に選択しに入れていただけるよう記事を展開しています。

キーワード顧客層に対する狙い
ダイエット 食事潜在層向け。食事の一環としてプロテインの選択肢を提示
プロテイン ダイエット準顕在層向け。プロテインがダイエットに対して効果的なのかを解説
プロテイン 美味しい顕在層向け。美味しいプロテインの特徴と、自社商品の紹介
プロテイン レシピ顕在層(明確層)や既存ユーザー向け。プロテインの活用方法やレシピを提供する中で自社商品のケースも織り交ぜ、継続使用の具体的なイメージを強める

上記はBtoCの例にはなりますが、見込み顧客や既存ユーザーを対象にした記事を展開することでタッチポイントを創出し、購入後の関係性構築も意識する点ではBtoBも同様のキーワード展開が必要です。

社内のリソースを上手くコンテンツ制作に落とし込む

高品質なSEOコンテンツを継続的に生み出すために、社内に蓄積されたノウハウや既存の資料を効果的に活用することが重要です。

例えば営業部門の商談事例や、カスタマーサポート部門に蓄積された顧客の声は、他社には真似できない独自のコンテンツを生み出す貴重な素材となりえるでしょう。

情報源活用方法期待される効果
営業部門顧客の具体的な課題やニーズの反映実践的で説得力のあるコンテンツの制作
カスタマーサポートよくある質問や解決事例の活用ユーザーのリアルで具体的な悩みに応えるコンテンツの提供
製品開発チーム技術的な専門知識の提供高度な専門性を含んだ記事の作成
※ナレッジの活用例

社内の専門知識を活用することで検索エンジンからの評価が高く、かつ実務的な価値の高いコンテンツ作成につながり、競合他社にはない独自性を出せます。

各部門との連携が必須になりますが、社内のリソースをコンテンツ作成に充てていきましょう。

SEOを効率的に取り組める社内体制を構築する

SEOは実践すべきアクションが多いため、継続的に成功させるために適切な体制構築が不可欠です。

例えばSEOを起点とした集客を主な目的としたオウンドメディアの場合、以下のような業務を滞りなく取り組んでいく体制が必要となります。

  • 全体統括・ディレクション
  • コンテンツ制作
    -記事制作
    -品質管理
    -デザイン作成
  • CRO最適化
  • 被リンク獲得のための外部施策実行
  • サイト改修などの内部施策
  • 外部折衝

上記は一例ではありますが、SEOの成果を最大化するためには非常に多くのアクションが必要です。

基本的にSEOは各領域の専門的なスキルを持つ人材を集め、チームとして動いていくことになります。

理想としてはコンテンツ制作チームと、それ以外の施策を担当するチームに分かれて同時進行できる社内体制が作れることですが、難しい場合は社外のリソースを使うことも検討しましょう。

弊社をはじめとするオウンドメディア運営支援を行っている企業の多くは、SEOだけでなく体制構築に関して豊富なノウハウを持っています。

BtoB領域でのSEOを最初から自社リソースだけでやりきることが難しくとも、外注からノウハウや知見を得ることで、最終的に自社だけで回していくことも可能です。

関連記事: オウンドメディアとは?役割や種類の違いをわかりやすく解説
関連記事: 【オウンドメディアの外注】費用感や注意点など失敗しない方法を紹介

BtoB企業におけるSEO対策の成功事例

ここでは、BtoB企業の実際の成功事例について紹介します。

これらの事例から、SEO対策がBtoB企業のビジネスにどのように貢献するのか具体的なイメージを掴んでいただけるでしょう。

Money Forward Bizpedia(株式会社マネーフォワード)

Money Forward Bizpedia
引用:Money Forward Bizpedia

Money Forward Bizpediaは、株式会社マネーフォワードが運営する、バックオフィス業務に特化したオウンドメディアです。

会計・税務・経費管理など、企業のバックオフィス業務に関する専門的な情報をわかりやすく解説しています。

このメディアの強みは、経営者や経理担当者など、バックオフィス業務に関わる人々が抱える課題を解決するための具体的かつ実践的な情報を提供している点です。

例えば、「インボイス制度」や「電子帳簿保存法」といった、法改正に関する最新情報や業務効率化のためのノウハウなど、専門性の高い情報を網羅的に発信しています。

専門性の高い情報を噛み砕いて解説することは、実際に悩みを持って検索する経理・財務担当者にとって理解の促進につながり、その体験が将来的なリード獲得に結び付く可能性が高まると言えるでしょう。

Money Forward Bizpediaは、専門性の高い情報をわかりやすく発信し、SEO対策とリード獲得を両立させることでBtoBオウンドメディアの成功モデルを確立しています。

経営ハッカー(freee株式会社)

経営ハッカー
引用:経営ハッカー(freee株式会社)

経営ハッカーは、freee株式会社が運営する、中小企業の経営者や個人事業主向けのオウンドメディアです。

主に以下について、スモールビジネスの経営者が直面する課題を解決するための情報を提供しています。

  • 会計
  • 経理
  • 人事労務
  • 税務
  • 確定申告
  • 給与計算
  • 起業
  • 会社設立

このメディアの特徴は難しい専門用語を避け、初心者にもわかりやすい言葉で解説している点です。

先ほど紹介した「Money Forward Bizpedia」も同様ですが、専門性が高く難しい用語が多い商材については、以下にわかりやすくコンテンツを作っていくかが大切と言えるでしょう。

また、freeeのサービス利用を促す導線設計も巧みで、記事内で自然な形で無料体験や資料請求を促すことで、潜在顧客の獲得につなげています。

経営ハッカーは、SEO対策とコンテンツマーケティングを組み合わせることで、BtoB企業のビジネス成長に貢献するオウンドメディアの好例です。

サイボウズ式(サイボウズ株式会社)

サイボウズ式
引用:サイボウズ式

サイボウズ式は、サイボウズ株式会社が運営する「新しい価値を生み出すチーム」のためのオウンドメディアです。

チームワークや働き方に関する独自の視点での情報発信が特徴で、組織論・コミュニケーション・働き方改革など、他のメディアとは一線を画すテーマを扱っています。

このメディアの強みは、自社製品の直接的な宣伝ではなく働き方に関する多様な情報を発信することで、読者の共感を呼ぶブランディングに成功している点です。

例えば、著名人へのインタビュー記事や働き方に関するコラムなど、読み物としても面白いコンテンツを多数掲載しています。

サイボウズ式は自社の理念や価値観を体現するコンテンツを発信することで、共感を呼ぶブランディングを確立しながら、集客に成功している事例と言えるでしょう。

BtoBのSEO対策でAI時代に備える|LLMO・AIO対策の考え方

BtoB企業がSEO対策で中長期的な成果を維持するためには、従来の検索エンジン最適化に加えて、AI検索への対応も視野に入れる必要があります。

ChatGPTやGemini、PerplexityといったAIツールで情報収集を行うユーザーが増えるなか、Google検索結果の上部に表示されるAI Overview(AIO)の存在感も高まっています。

こうした変化に対応するための考え方として注目されているのが、LLMOとGEOです。

用語正式名称概要
LLMOLarge Language Model OptimizationChatGPTやGeminiなどの大規模言語モデル(LLM)が回答を生成する際に、自社の情報が引用・推薦されやすくなるようコンテンツを最適化する取り組み
GEOGenerative Engine OptimizationAI Overviewをはじめとする生成AI搭載の検索エンジンに対して、自社コンテンツが表示・引用されるよう最適化する取り組み
AIOAI OverviewGoogle検索結果の上部にAIが自動生成する要約回答。従来の検索結果よりも上に表示されるため、ユーザーの目に触れる機会が大きい

SEOが「検索結果の順位」を対象とするのに対し、LLMOやGEOは「AIが生成する回答に自社の情報が含まれるかどうか」を対象とする点が大きな違いです。

BtoB領域では、購買担当者がAIツールに「〇〇ツールのおすすめは?」「〇〇の導入費用の相場は?」と質問するケースが今後さらに増えると考えられます。

そのとき自社の情報がAIの回答に含まれていなければ、比較検討の候補にすら入らないリスクがあります。

LLMO・GEO対策として、BtoB企業がまず取り組むべき基本は以下の3点です。

  • 構造化された明確な回答を用意する: FAQや定義文をページ内に配置し、AIが回答として抽出しやすい形式で情報を整理する
  • 独自の一次情報を発信する: 自社の調査データ・支援実績・事例など、他社にはないオリジナルの情報はAIから引用されやすい傾向がある
  • E-E-A-Tを高める: 著者情報・監修者情報の明示、権威性のある外部サイトからの被リンク獲得により、AIが「信頼できる情報源」として認識しやすくなる

これらはいずれも従来のSEO対策と重なる部分が多く、質の高いSEOに取り組むことがそのままLLMO・GEO対策の土台になります。

「SEO対策はオワコン」と言われることもありますが、AI検索時代においてもコンテンツの質と信頼性が評価される本質は変わりません。

まずは本記事で解説した5ステップのSEO対策を着実に実行しつつ、FAQ充実や構造化データの実装といったAIO対策を並行して進めていくことが、BtoB企業にとっての現実的なアプローチと言えるでしょう。

関連記事: LLMOとは?SEOとの違いやAI時代に求められる対策をわかりやすく解説

BtoB企業がSEOの外注を検討する際のポイント

BtoB企業がSEO対策を外注すべきかどうかは、社内の体制・知見・時間軸の3つの観点で判断できます。

以下のいずれかに該当する場合は、SEOコンサルティング会社や外部パートナーの活用を検討する価値があるでしょう。

  • 社内にSEOの専任担当者を置く余裕がなく、リソースが不足している
  • SEOの戦略設計やコンテンツ制作に関する専門知識が社内にない
  • 競合がすでにSEOに注力しており、早期に体制を整えて追い上げる必要がある

一方、社内にSEOの知見を持つ人材がいて、中長期的にリソースを確保できる場合は、内製で進めるほうがナレッジが蓄積しやすく、コスト面でも有利です。内製と外注を組み合わせたハイブリッド型(戦略設計は外注し、記事制作は社内で行うなど)も選択肢の1つです。

外注する場合、SEOコンサルティング会社やSEO対策会社は数多く存在するため、以下の3つのチェックポイントを基準に選定することを推奨します。

チェックポイント確認すべき内容
①自社の業界・商材に近い実績があるか同業種・類似商材での支援実績がある会社は、業界特有のKW特性やユーザー行動を理解した戦略を立てやすい
②戦略設計から伴走できる体制があるか記事制作だけでなく、KW戦略・サイト設計・CV導線・効果測定まで一気通貫で対応できるかを確認する
③施策の透明性と報告体制が整っているか施策内容・進捗・成果を定期的にレポートし、改善サイクルを共有できる体制があるかを確認する

特にBtoB領域では、購買プロセスの長さや専門性の高さを理解した上で戦略を組める会社かどうかが成果を左右します。

「月額費用の安さ」だけで選ぶのではなく、自社のビジネスゴールに対して成果でコミットできるパートナーかどうかを見極めましょう。

弊社では、10年間のメディア運用で蓄積したSEOノウハウをもとに、戦略設計からコンテンツ制作・被リンク施策・効果測定まで一気通貫でご支援しています。

固定のパッケージプランではなく、お客様の事業課題やサイト規模に合わせたオーダーメイドのプランニングをご提案いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

サービス詳細:LeoSophia流SEOオウンドメディア支援内容はこちらをご覧ください。

SEO対策会社の選び方や外注化のメリットについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

関連記事: SEO対策におすすめの会社|悪質な業者の見極め方と依頼先の選び方を徹底解説
関連記事: 【オウンドメディアの委託】成功する秘訣をご紹介

BtoB向けのSEOについてよくある質問と回答

BtoB向けのSEOについてよくある質問について紹介します。

最後に疑問がある方はここで解消していきましょう。

BtoBとBtoCのSEOの違いは何?

最大の違いは購買プロセスの複雑さです。

BtoBでは現場担当者・上長・経営層など複数の意思決定者が関与し、検討期間が数ヶ月から1年超に及ぶことも珍しくありません。

そのためSEOの目的は商品の直接購入ではなく、問い合わせや資料請求といった「リード獲得」が中心となります。

一方BtoCでは、個人が短期間で購買を判断するため、SEOの目的は「商品購入の促進」が主になります。

キーワード選定においても違いがあり、BtoBでは「〇〇ツール 比較」「〇〇 導入費用」など専門用語や業界特化KWが重要になるのに対し、BtoCでは「おすすめ」「口コミ」「ランキング」といった購買意欲を直接示すKWが中心です。

SEO対策はオワコン?

SEO対策はオワコンではありません。

AI Overview(AIO)やゼロクリック検索(※)の増加により、ユーザーの検索行動は変化していますが、BtoB領域では依然として検索エンジン経由の情報収集が購買プロセスの主軸であり、実際に56%以上の企業担当者がWebサイトで情報を収集しているというデータもあります。
※ゼロクリック検索:検索結果ページ上で回答が完結し、ユーザーがWebサイトをクリックせずに離脱する検索行動のこと

ただし、キーワードを詰め込むだけの旧来型のSEOは効果が薄れています。

これからのBtoB SEOでは、E-E-A-Tを重視した質の高いコンテンツ作成と、LLMO(AI最適化)への対応を並行して進めることが求められています。

関連記事: オウンドメディアはオワコン?よくある失敗の理由と今後の展望を解説
関連記事: SEO対策は意味がない?よくある原因と効果を出すための対処法を解説

SEOで短期的な成果は見込める?

そもそもSEOの性質上、SEOで短期的な成果を出すことは難しいと言わざるを得ません。

概要効果を得られる時期理由
サイト評価の向上取り組み開始後、6ヶ月~1年後検索エンジンによる評価の確立には時間を要する
コンテンツの充実3ヶ月~6ヶ月以上網羅的な情報提供には多大なリソースと一定の時間が必要
サイト構造の調整1年以上適切なサイト構造の決定から改修完了まで時間がかかる
※SEOが長期的になりがちな例

特にBtoB領域では、製品・サービス購入の意思決定まで非常に多くのプロセスがあるため、より長期的な視点が求められます。

BtoBマーケティングにおけるSEOは、必然的に中長期的な取り組みとなるため、自社の状況や目標に合わせた適切な戦略策定が重要です。

より効果的で現実的なSEOを実施するならば、SEOの専門家に相談し、現状の課題や改善の方向性を明確にすることをおすすめします。

BtoB企業のSEOでよくある失敗は?

BtoBに限らず、SEO対策における主な失敗パターンについては以下の通りです。

  • キーワード戦略が誤っている
  • コンテンツの質が低く、記事を生産しても上位表示を獲得できない
  • ブラックハット的な手法を用いた、関連性低い被リンクを大量に設置してサイト評価を高めた結果、ペナルティの対象となる
  • 十分なリソースがなく、SEOをやり切ることができない

特にブラックハット的な手法はGoogleのペナルティ対象となり、最悪の場合は自社サイトが検索結果に表示されず、検索エンジンからのオーガニック流入を失ってしまいます。

悪質な被リンク営業やサイト評価を高める提案を持ちかける企業も中には存在しますが、Googleをはじめとした検索エンジンでは明確にペナルティの対象としているので、絶対に避けましょう。

また、SEOは長期戦になりがちなため、社内で十分なリソースを確保できない場合はSEOの効果を実感する前に頓挫してしまうことも少なくありません。

SEOは一見すると愚直で地道なアクションをやり切ることが必要な性質もあるため、社内でリソースを十分に確保できない場合は、外注化を検討してみましょう。

BtoB×SEO対策で自社サービスへの集客を強化し、事業の成長を加速させよう

SEOは一朝一夕に成果が出る施策ではありませんが、適切な戦略と実行により、BtoB企業の持続的な成長を支える強力なマーケティング基盤となります。

本記事で解説した7ステップをあらためて整理すると、以下のとおりです。

  1. 現状分析と競合調査を行う
  2. KGI・KPIとターゲット企業を設定する
  3. カスタマージャーニーを整理し対策キーワードを選定する
  4. テクニカルSEO(内部施策)でサイト基盤を整える
  5. 検討段階に合わせたコンテンツとCV・CTAを設計する
  6. 外部施策(被リンク獲得)を行う
  7. モニタリングと分析・リライトで改善する

BtoBの購買担当者の情報収集がWebへ移行している今、SEOに取り組むかどうかは「やるかやらないか」ではなく「いつ始めるか」の問題です。

競合がまだ注力していなければビジネスチャンスとなり、すでに力を入れているのであれば、差別化した戦略で早期に追い上げることが重要になります。

もし社内のリソースや知見の面でSEO対策の推進に不安がある場合は、ぜひLeo Sophiaにご相談ください。

戦略設計からコンテンツ制作・効果測定まで一気通貫でご支援し、事業成長に直結するSEO対策を伴走いたします。

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