
サイテーションとは?SEO・MEOへの影響と正しい獲得方法をわかりやすくに解説
外部リンクは、検索エンジンにおけるサイト評価を高め、検索順位の向上に直結する重要なSEO要素です。
とはいえ、「被リンクを増やしても検索順位が上がらない」「質の高いリンクを獲得するには?」という悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
結論として、外部リンクは数よりも質と自然さが求められるようになっており、単なるリンク獲得ではなく、ユーザーに価値を提供する導線設計が重要です。
本記事では、LeoSophiaがSEO支援の現場で培った知見をもとに、外部リンクの基礎知識から正しい設置方法までわかりやすく解説します。
「SEOで安定的な評価を得たい」「信頼性のある外部リンクを無理なく増やしたい」そんな施策担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
外部リンクとは、自分の運営するサイトと他のサイトをつなぐリンクです。
ユーザーを関連性のある情報へ誘導したり、出典や参考資料として外部の情報を紹介したりする際に活用されます。
外部リンクには、大きく分けて以下の2種類があります。
特にSEOの観点では、「被リンク」が外部からの評価として重視されます。
今回は、以下の観点から外部リンクに関する基礎知識をご紹介します。
外部リンクへの理解を深めたい方は、ぜひご参考ください。
外部リンクと関連する言葉の違いは、以下の通りです。
SEOにおける効果については以下の違いがありますが、いずれもSEOにおいて欠かせない重要な要素です。
これらの特性を正しく理解し、戦略的にSEO施策に組み込むことで、Googleからの評価向上とトラフィック増加を実現できます。
サイテーションについて詳しく知りたい方はこちら
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被リンクについて詳しく知りたい方はこちら
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Googleが外部リンクを評価基準としている理由は、次のような点にあります。
こうした背景には、かつてGoogleが導入したWebサイトの重要度を評価するためのアルゴリズム「PageRank」が関係しています。
PageRankは他のサイトからのリンクを「投票」と見なし、リンクが多く集まるページほど重要であると評価する仕組みです。
しかし、現在は評価基準が大きく変化し、「リンクの数」よりも「リンクの質」が重視される傾向にあります。
特に2012年に導入されたペンギンアップデートによって、不自然なリンクや自作自演の被リンクは評価されず、ペナルティの対象となる可能性が高くなりました。
そのため、単に他のサイトからリンクを集めるのではなく、質の高いリンクを獲得することが求められます。
検索順位に影響を与える外部リンクは、SEO対策において欠かせない評価要素です。
ここでは以下の3つの観点から、外部リンクの重要性について解説していきます。
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
SEOにおいて評価される外部リンクとは、以下の特徴があります。
業界メディアや大学・公共機関など信頼性や専門性のあるサイトから自然な流れで貼られたリンクは、自サイトが信頼性を有することの証拠となります。
また、リンク元のテーマや内容が自サイトとどれだけ一致しているかも、重要なポイント。
関係性の薄いサイトからのリンクよりも、関連性の高いページ同士を結ぶリンクのほうが、検索エンジンにもユーザーにも自然で信頼性が高いと判断されやすくなります。
外部リンクはSEOにとって重要な要素ですが、質の低いリンクはかえって検索順位の下落やペナルティの原因になります。
特に、以下のようなリンクには注意が必要です。
これらはGoogleの品質ガイドラインに違反しており、2012年のペンギンアップデート以降、厳しく取り締まられるようになりました。
現在のGoogleアルゴリズムでは、基本的に上記のような低品質なリンクは自動的に無効化されると言われています。
しかしながら、手動ペナルティのリスクもあるため、低品質なリンクを受けた場合は、以下のように早期の対処が重要です。
なお、リンク否認ツールの誤使用は、サイトの検索パフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があるため、慎重に使用する必要があります。
問題のある被リンクが多数存在し、かつ検索順位への悪影響が明確に確認される場合にのみ、リンクの否認を検討することをおすすめします。
外部リンクは「どこから」「どのように」貼られているかによって、SEOへの影響も変わってきます。
そのため、定期的にリンク状況をチェックし、質の低いリンクが混ざっていないか確認することが大切です。
以下は代表的なチェックツールと、その活用方法は以下の通りです。
ツール名 | 活用方法の概要 |
Google Search Console | ・被リンクを確認できるGoogle公式の無料ツール ・リンク元ページやアンカーテキストの確認できる |
ahrefs | ・外部リンクの詳細分析に特化した有料ツール ・リンク元の評価やドメインスコアも表示される |
Ubersuggest | ・被リンクの数やドメインスコアを簡易的にチェックできるツール ・競合分析にも役立つ |
特にahrefsは、外部リンクの質やドメインスコアを詳細に把握できるため、SEO戦略の精度を高めたい方に向いています。
一方、Ubersuggestは操作が簡単で、SEO初心者にも扱いやすく、競合サイトとの比較にも役立つツールです。
こうしたツールを活用することで、被リンクの量だけでなく「質」や「関連性」も可視化できるため、以下のような問題にも早期に気付けます。
もし、ペナルティに該当する低品質なリンクによりSEO評価に影響を及ぼしている場合は、Google Search Consoleを通じてリンクの否認(disavow)を検討しましょう。
高品質な外部リンクを獲得するための戦略について、紹介していきます。
外部リンクの効果を最大限に活かすには、質の高いリンクを自然な形で獲得していくことが重要です。
それぞれの施策について、見ていきましょう。
自然な外部リンクを獲得するには、リンクされるコンテンツの質が重要になります。
専門性・独自性・網羅性が高いコンテンツを制作し、他メディアやSNSから引用されやすい構成を意識することが重要です。
例えば、以下のような価値が高く他者から紹介されやすいコンテンツは、自然と外部リンクを獲得しやすくなります。
弊社でも、マーケティングリサーチに関するオリジナル調査記事を多数発信しており、業界メディアやブログからの引用・リンク獲得を実現しています。
外部リンクを意識したコンテンツ設計を行い、外部からの評価を着実に積み重ねることで、SEO成果の安定的な向上が期待できます。
プレスリリースは、最新情報や注目の話題を外部に届ける手段として、自然な外部リンクの獲得にも有効です。
特にPR TIMESなどの配信サービスを活用すれば、各種メディアに取り上げられる可能性が高まり、SEOにも良い影響を与える可能性があります。
プレスリリースの活用によって得られるSEO上のメリットは、次のとおりです。
なかでもdofollowリンクは、検索エンジンに評価対象として伝える設定で、被リンク効果が直接反映されやすいため、SEOにおいて大きなメリットです。
弊社では、独自のアンケート調査をもとにしたオリジナルコンテンツを活用し、プレスリリースと自社サイトの双方で情報を発信しています。
さらに、プレスリリースと記事ページを相互にリンクさせる構成を取ることで、外部からの評価と直接流入の両面を強化し、継続的なSEO効果の最大化を図っています。
SNSは拡散力のある情報発信手段として、外部リンクの獲得につながる重要なチャネルです。
YouTubeやXなどで自社コンテンツを発信することで、ページへの訪問者が増えるだけでなく、他のメディアやサイトから紹介される機会も生まれます。
SNSを通じて自然な外部リンクを得るためには、以下のポイントを意識することが効果的です。
ここでいう「OGP設定」や「タイトル設計の最適化」とは、SNSでシェアされた際に表示される画像・タイトル・説明文を最適な形に整えることです。
例えば、アイキャッチ画像を設定する、検索ニーズに合ったキーワードをタイトルに含めるといった工夫が、SNS上でのクリック率や拡散力を高める要因となります。
実際にSNSで話題となったコンテンツは、ニュースメディアなどに引用・紹介されやすくなり、結果として被リンクを得る機会が広がります。
拡散→流入→評価→リンク獲得という好循環を生み出すためにも、SNSとの連動はSEOにおいても欠かせない要素と言えるでしょう。
外部リンク施策は知見が不足しているとペナルティに繋がるリスクもあり、自社だけで継続的に成果を上げ続けるのは難しいケースも少なくありません。
また、コンテンツ制作や情報発信に十分なリソースが確保できない場合は、外部パートナーとの連携を視野に入れることも有効な選択肢です。
外注化によって得られる主なメリットは、次の通りです。
特に、スパムリンクなど低品質なリンクへの対応は難易度が高く、誤って否認した場合、かえって検索順位が下がるリスクもあります。
外部パートナーの専門的な知見を活用すれば、ペナルティによる順位低下リスクを最小限に抑え、安全かつ効果的にSEOを強化することが可能です。
なかでも、メディアとの連携や寄稿記事の提供といった施策は、自然な形で被リンクを得られやすく、SEO効果が高いとされています。
ただし、こうした施策を自社単独で実施するのはハードルが高いのも事実です。
外部パートナーと協力することで、自社ではリーチできない領域にもリンクを広げられます。
Leo Sophiaでは、寄稿記事のテーマ設計から、調査・記事制作までを一貫して行い、外部リンク獲得を含む外部対策を総合的にサポートしています。
良質な外部リンクを継続的に獲得したいとお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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HTMLで外部リンクを正しく貼る方法について、以下の観点からご紹介します。
外部リンクはSEOの評価だけでなく、ユーザーの使いやすさにも関わる重要な要素です。
それぞれの実装方法と注意点を見ていきましょう。
外部リンクを正しく設置するためには、HTMLタグの基本構文と属性の意味を正しく理解することが重要です。
以下に、代表的なタグや属性、およびその役割を一覧でまとめました。
タグ・属性 | 役割・意味 |
<a href=”URL”> | 指定したURLへリンクを設定する基本タグ |
target=”_blank” | リンク先を新しいタブ(ウィンドウ)で開く |
title=”テキスト” | リンクにカーソルを合わせたときに表示される補足説明 |
rel=”nofollow” | リンク先に対するSEO評価を渡さない(被リンク効果を無効化) |
以上を踏まえた、基本のリンク構文は次のような形になります。
<a href=”https://example.com” target=”_blank” rel=”nofollow”>リンクテキスト</a>
特に外部サイトへのリンクの場合は、target=”_blank”を設定して別タブで開くようにすることで、ユーザーの利便性が向上します。
また、rel=”nofollow” が付与されたリンクは、リンク先ページにSEO上の評価を渡さないため、広告リンクや信頼性が確認できない外部ページに対して用いるのが一般的です。
外部リンクに設定するrel属性は、リンクの意図や関係性を検索エンジンに伝える役割を担っています。
適切に使い分けることで、SEO上のリスクやセキュリティリスクを最小限に抑えられます。
以下に、代表的なrel属性の種類と役割をまとめました。
rel属性 | 意味・用途 | SEOへの影響 |
nofollow | リンク先の評価を渡さない | ・直接的な被リンク効果は期待できない |
noopener | 新しいタブで開く際に、元ページとの連携を遮断する | ・SEOへの影響なし ・セキュリティ向上に貢献する |
noreferrer | リンク先にリファラー(参照元URL)を送信しない | ・SEOへの影響なし ・プライバシー保護に貢献する |
適切に使い分けずに設定してしまうと、SEO上の効果を失ったり、セキュリティリスクやプライバシー上のリスクを招く可能性があるため、注意が必要です。
特に外部リンクを設置する際は、以下のように使い分けましょう。
なお、Chromeをはじめとするモダンブラウザでは、target=”_blank” を指定した場合、自動的に noopener と同等のセキュリティ対策が適用されます。
そのため、手動で rel=”noopener” を追加する必要は基本的にありません。
一方、rel=”noreferrer” は、リンク先にアクセス元情報を送信しないようにする属性であり、プライバシー保護の観点から特定の用途に限って使用されます。
通常の外部リンクにおいては、noreferrer を設定する必要はなく、特に計測ツールなどで流入経路を把握したい場合には付与しないことが推奨されます。
これらの属性を適切に設定することで、SEOパフォーマンスを維持しつつ、ユーザーとサイトの安全性・信頼性を高めることが可能です。
外部リンクを設置する際は、ユーザーにとってわかりやすく、安心してクリックできる導線設計を意識することが大切です。
そのためには、デザイン面の両方で工夫を施すことが効果的です。
特に、以下のポイントを意識するとよいでしょう。
【デザイン面でのアプローチ】
例えば、リンクテキストの右側に「↗」などのアイコンを付けるだけで、クリック後に別サイトへ遷移することが視覚的に伝わります。
さらに、すべての外部リンクで同じデザイン・サイズのアイコンを用いることで、ユーザーがリンクの種類を無意識に識別できるようになり、サイト全体の統一感も向上します。
このような視覚的な工夫により、ユーザビリティの向上とクリック率の改善が期待できます。
外部リンク設置の際の注意点は、以下の通りです。
外部リンクを設置する際は、ユーザーの利便性やサイトの信頼性を損なわないようにすることが重要です。
それぞれの注意点を順に見ていきましょう。
外部リンクを設置する際にリンクの文言がわかりづらいと、ユーザーは不安や混乱を感じて離脱を招く原因になります。
そのため、リンクの表現はユーザーにとってわかりやすく、安心してクリックできるよう配慮することが重要です。
以下のようなテキスト上の工夫を取り入れることで、ユーザビリティの向上が期待できます。
例えば、単に「こちら」と記載するだけでなく、以下のようにリンク先の目的や挙動を明示する表現が有効です。
アンカーテキストの例 |
外部リンク:◯◯公式サイトはこちら |
○○の詳細について詳しく知りたい方はこちら |
詳しく見る(別タブで開きます) |
このように適切なアンカーテキストを使用することで、クリック先の内容が事前に伝わり、ユーザーが「想定外だった」と感じるリスクを減らすことが可能です。
さらに、テキストへの配慮に加え、権威ある公的機関など信頼性の高い情報源への外部リンクを設置することで、コンテンツの信頼性も高まります。
SEOの観点からも権威あるサイトへの発リンクは、情報の裏付けや文脈の補強につながり、Googleからの評価向上にも寄与する可能性があります。
外部リンクの設置が増えるほど、リンクの管理が煩雑になるため、エクセルなどの表計算ソフトで管理することがおすすめです。
特に企業サイトやオウンドメディアでは、「どこにどのリンクを貼ったか」をしっかり把握しておくことが重要です。
以下のようにエクセルなどの表計算ソフトを活用し、スムーズに対応できるようにしましょう。
こうした管理を行っておくことで、リライトや記事更新の際に「どのリンクを見直すか」がすぐ把握でき、作業を効率的に進められます。
特にリンク切れを早めに発見できれば、読者の不便やサイトの信頼性の低下といったリスクも防げるでしょう。
企業サイトでは、ユーザーの利便性と信頼性を保つためにも、外部リンク設計の基本方針を社内ルールとして明確にしておくことが重要です。
特に以下の設計ルールを意識しましょう。
こうした配慮によって、読者の離脱を防ぎつつ、サイト全体の信頼感を損なわない設計が実現できます。
社内で確認フローを設け、誤リンクや不適切な外部サイトへの接続を事前に防ぎましょう。
外部リンクに関するよくある質問を、以下にまとめました。
それぞれの疑問を、実務ベースで見ていきましょう。
外部リンクを貼る行為に法的な制限はありませんが、以下のような点に注意してください。
企業や団体によっては「無断リンク禁止」と明記している場合もあるため、リンク先の利用規約やガイドラインを確認しましょう。
また、引用する際は、必要最小限の範囲にとどめることが基本です。
特に、画像や文章を一緒に使う場合は、著作権や商標権の侵害にならないよう細心の注意を払いましょう。
リンク数そのものに上限はありませんが、外部リンクが過剰だとユーザーの集中が分散したり、SEOにも悪影響を及ぼす可能性があります。
特に、以下のような場合は注意が必要です。
外部リンクは信頼性や補足情報の提供として役立つものなので、適切な量と配置で使うことが重要です。
直接的なSEO効果は限定的ですが、間接的な効果は十分に期待できます。
rel=”nofollow”が付いたリンクは、検索エンジンに「このリンク先は評価の対象にしないでください」と伝える役割があります。
そのため、リンク自体が被リンクとしての評価に直結することは少ないとされています。
しかしながら、nofollowリンク経由でユーザーが流入し、他サイトで紹介されるようになることで、自然な被リンクにつながることもあります。
特に、信頼性の高いメディアに掲載されたリンクは、ブランド認知や間接的なSEO効果の面で価値が高いといえるでしょう。
外部リンクはSEOにおける重要な評価指標であり、高品質なリンクが自然に集まるサイトは検索エンジンから高く評価されます。
一方で、質の低いリンクや不自然なリンクは評価を下げ、Googleペナルティを受けるリスクもあります。
特に、十分な知識がないまま施策を行うと、意図せず順位を落とすケースもあるため注意が必要です。
外部リンク施策によるペナルティのリスクを軽減し、効果的に運用したい方は、SEOの専門家によるサポートを検討する価値があります。
Leo Sophiaでは、課題に応じた戦略立案からコンテンツ設計、自然なリンク獲得までを一貫してご支援しています。
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