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オウンドメディアの【成功事例】はこれ!目的別に紹介

「自社のサービスや商品をより多くの人に知ってもらいたい」と考えている企業の広報や、マーケティング担当者の悩みを解消する有効な手段の一つがオウンドメディアです。

オウンドメディアの運用では、明確な目的設定と戦略的な設計が欠かせません。

自社の事業課題に即した目標を定め、ユーザー視点に立ったコンテンツ作りを継続的に行うことが成功の鍵を握るでしょう。

しかし、実際に他社がオウンドメディアをどのように運用し、事業推進や課題解決を成功させているか気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、オウンドメディアの成功事例と成功のポイントについて詳しく解説していきます。

  1. オウンドメディアの成功とは
  2. オウンドメディア成功事例【リード獲得】
  3. オウンドメディア成功事例【ブランディング】
  4. オウンドメディア成功事例【採用】
  5. オウンドメディア成功事例【メディア以外・実店舗活用】
  6. 企業の事例から分かるオウンドメディア成功のポイント

オウンドメディアを成功している事例について4種類に分けて解説していきますので、集客とCV獲得を成功させたいと考えている方はぜひ参考にしてください。

オウンドメディアの基礎知識を確認したい方はこちら。

関連記事: オウンドメディアとは?役割や効果を初心者にも分かりやすく解説

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坂 圭祐Keisuke Ban
月間売上20万規模だった車買取SEOメディアをオーガニック経由の流入で、月1,000万規模までグロース。100を超える自社運営SEOメディアを束ねる責任者として、様々なジャンルのメディアに対して深い知見を持つ。
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記事内で使用されている各種データは、ツールの利用などによる弊社の調査を元に記載しております。

オウンドメディアの成功とは

オウンドメディアの成功とは、設定したKPI(重要業績評価指標)の達成を通じて、事業のビジネス課題を解消することです。

しかし、何をもって「成功」とするかは、企業の目的やフェーズによって大きく異なります。

例えば、月間100万PVを達成することが成功なのか、それとも企業やブランドの認知度が向上することが成功なのか、一概に定義することは困難です。

オウンドメディアの運用目的は多岐にわたりますが、弊社では主に以下の3つに分類されると考えております。

運用目的主なKPI成功例
見込み客の獲得(リード獲得)問い合わせ数サービス申し込み数ホワイトペーパーダウンロード数資料請求数月間のリード獲得数が前年比150%に増加
ブランディングブランド検索量SNSでの言及数メディア掲載数オウンドメディアの記事がSNSで多数シェアされ、業界内での知名度が向上
採用促進エントリー数内定承諾率求職者からの問い合わせ数説明会参加者数企業文化や社員の声を発信した結果、応募者数が増加し、質の高い人材の採用に繋がる

オウンドメディアの成功を正確に測定し、継続的に改善していくためには、これらの目的に沿った適切なKPIの設定と、定期的な効果測定が不可欠です。

また、設定したKPIが本当に事業課題の解決に繋がっているかを常に検証し、必要に応じて見直すことも重要です。

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以下ではオウンドメディアの失敗理由をまとめています。

関連記事: 【意味ない?】失敗するオウンドメディア運用と成功する秘訣

オウンドメディア成功事例【リード獲得】

今回紹介する、リード獲得におけるオウンドメディアの成功事例については以下の通りです。

  1. 株式会社プロトコーポレーション
  2. アサヒグループ食品株式会社
  3. ナッシュ株式会社

それぞれ詳しく画像付きで解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

株式会社プロトコーポレーション

グーネットマガジン
出展:グーネットマガジン
オウンドメディア概要詳細
メディア名グーネットマガジン
オウンドメディアURLhttps://www.goo-net.com/magazine/
月間トラフィック1.5M
被リンク推移370⇒900
オーガニックトラフィック推移0.9M⇒1.5M
コンセプト購入前に押さえておきたい中古車の選び方から、クルマに関する知識や疑問まで様々なことについて答えるメディア
特徴ニーズが幅広いため取りこぼしが起きそうだが、各記事のグラデーションが非常に工夫されておりオンラインでCVまで完結されている
※各推移は過去3年比

グーネットマガジンは、株式会社プロトコーポレーションが提供す中古車情報サイト「グーネット」が運用しているオウンドメディアで、クルマに関する包括的な情報を提供しています。

サイテーションの推移を見ると特に被リンクが2倍以上増えており、ユーザーだけでなく、他サイトからの信頼されるメディアとして評価されていることがわかります。

またオーガニックトラフィックも大きく伸びている要因として、オウンドメディアの目的や事業幅が広くとも、CV導線にグラデーションをもたせることですべてのユーザー層にアプローチできるようにしている点に着目しました。

アプローチ方法の具体例についてはこちら

1.潜在層
車に関する最新情報や一般的なノウハウを提供

グーネット①

CV導線の工夫は以下の2点。

  • 複数の車種を比較させ、具体的な支払いイメージを提示。
  • 選択肢を示し、興味を喚起させることで比較検討行動を促進。

2.準顕在層
 特定の車種に関する比較記事や詳細情報を提供し、ユーザーの知識を深め、購買意欲を高めteiru

グーネット②

CV導線の工夫は以下の2点。

  • 同じ車種の型違いに関する情報を提供し、関連記事への誘導。
  • 知識を深め、購買に対する納得感を提供。

3.顕在層
 購入を検討しているユーザー向けに、試乗、見積もり、購入に直接繋がる情報を提供している。

CV導線の工夫は以下の2点。

  • 関連ランキング記事を目次に配置。
  • 意思決定をサポートし、車種が決まった後の行動(試乗、見積もり、購入)を明確に提示

※出典:グーネットマガジン

プロトコーポレーションのオウンドメディア運用の成功は、各ユーザー層に対する精緻なアプローチと、CV導線の工夫にあります。

潜在層から顕在層まで、各層のニーズに応じたコンテンツと導線を提供することで、幅広いユーザーを効果的にリード獲得できていると考えられます。

アサヒグループ食品株式会社

季節の食材のHOWTO(アマノフーズ)
出典:季節の食材のHOWTO(アマノフーズ)
オウンドメディア概要詳細
メディア名季節の食材のHOWTO(アマノフーズ)
オウンドメディアURLhttps://www.amanofoods.jp/season/
月間トラフィック40,000
被リンク推移5⇒120
オーガニックトラフィック推移3,000⇒40,000
コンセプト「旬の食材」にまつわる豆知識を配信しているメディア
特徴潜在層から顕在層までの幅広いニーズに応えるコンテンツを提供し、ユーザーの信頼を得た上で自然に商品購入へと誘導する流れが構築されている。
※各推移は前年比

季節の食材のHOWTO(アマノフーズ)は、アサヒグループ食品株式会社が提供するフリーズドライ食品が運用しているメディアであり、主に旬の食材の保存方法や調理方法についての情報を提供しています。

特徴としては、画像を用いた視覚的なわかりやすさで食材にまつわる記事を提供し、最後に自社商品へと自然とクリックしたくなるようなCV導線を引いている点です。

例えば、「レタスの保存期間」や「保存方法」といった具体的な疑問に答えつつ、関連商品への自然な誘導を行っています。

具体を見たい方はこちら

検索意図:「レタスを長く新鮮に保存するには?」「保存方法はどれが正解?」といった、食材にまつわるさりげない疑問

1.ニーズに寄り添った内容で導入部を展開

ニーズに寄り添った内容で導入部を展開

2.それぞれの保存方法を詳細に記載。
 ここまでCV要素一切なく、顕在ニーズに応えている。

それぞれの保存方法を詳細に記載

3.ニーズを解決したら補足情報でレシピを提示
ここでも材料に商品訴求などもなく、ただただお役立ちを記載しているので読みやすい。

ニーズを解決したら補足情報でレシピを提示

4.最後の最後に商品訴求

※各画像出典:季節の食材のHOWTO(アマノフーズ)

ユーザーの生活が豊かになるためにさらっと訴求しているだけではあるものの、自然と食べたくなる・試したくなるニーズへ繋げている

まとめると、このオウンドメディアは「フリーズドライを買おうと思っている」ユーザーに対し、以下のような豊富な潜在的ニーズをフックとして、コンテンツを展開していると考えられます。

  • 便利で手軽なライフハックが知りたい
  • あまりお金をかけずに生活が豊かになる方法に興味がある
  • 豆知識や今まで知らなかった要素からの切り口に引き込まれる

実際に1年でオーガニック流入が約13倍と大幅な増加を実現し、1年で被リンクが120件も集めていることから、サイテーション獲得にも貢献していると考えられます。

リード獲得に向けた試みとして、ユーザーのニーズに寄り添いながら信頼を築き、その上で自然に商品紹介へと導くアマノフーズの戦略は非常に参考になるでしょう。

ナッシュ株式会社

NOSH MAGAZINE
出展:ナッシュ株式会社
オウンドメディア概要詳細
メディア名NOSH MAGAZINE
オウンドメディアURLhttps://nosh.jp/magazine/
月間トラフィック160,000
被リンク推移12⇒38
オーガニックトラフィック推移5,000⇒160,000
コンセプト健康的で美味しい食生活をサポートするための情報を発信し、ターゲットユーザーの幅広いニーズに対応するメディア。
特徴タグ付けやカテゴリ分けでユーザーの多様なニーズに応じ、CV導線を巧みに構築している点が特徴。
※各推移は過去3年比

ナッシュ株式会社のオウンドメディア「NOSH MAGAZINE」は、健康と栄養管理、宅配食などのサービスを中心に、幅広い「食」に関する情報を提供しています。

宅食サービスを展開する企業の中でも比較的広告を目にすることが多く、記事を読んでいる方の中にも利用している方もいるのではないでしょうか。

実際にオウンドメディアのトラフィックは3年間で32倍と根覚ましく、またドメイン全体のトラフィックが240,000のため、全体で見てもオウンドメディアでかなり集客していることがわかります。

記事展開の構造としてはタグ付けやカテゴリ分けが充実しており、潜在的なニーズから顕在的なニーズまで、幅広いユーザー層を捉えているのが特徴です。

具体についてはこちら

1.タグ付けの豊富さ
潜在~顕在ニーズを幅広くキャッチアップしている。

タグ付けの豊富さ

2.大枠のカテゴリでCVへの道筋を分けている
HEALTH:健康・ダイエットに関する訴求が多め 「筋トレ 食事」など
LIFESTYLE:食生活に関する訴求が多め 「宅食 一人暮らし」など

大枠のカテゴリでCVへの道筋を分けている
各画像出典:NOSH MAGAZINE

リード獲得という点では、記事内で使用される写真は実際の食欲をそそるようなリアルなものであり、CVボタンの配置にも細かい工夫が施されています。

具体についてはこちら

1.訴求導線において、似たニーズの記事はタグ付け以外にも内部リンクでつなぐ

訴求導線において、似たニーズの記事はタグ付け以外にも内部リンクでつなぐ

2.写真がリアルで、実際食べたくなるような魅力的な写真が多い
領域ならではの工夫でリアルな食べ物の写真で食欲をそそる施策は他社も実践している

写真がリアルで、実際食べたくなるような魅力的な写真が多い。

3.CVボタンは常設のもの+記事内容に伴うものを設置

CVボタンは常設のもの+記事内容に伴うものを設置

1つのKWでも多様なニーズがあることが多い宅食の領域では、CVボタンを常に表示にフックがあればいつでも詳細を見れる導線にしている場合が多い

4.インスタグラムへの誘致
認知拡大+その日の晩御飯の紹介など日常使いしてもらえるような訴求。

インスタグラムへの誘致
各画像出典:NOSH MAGAZINE

NOSH MAGAZINEは記事のどこからでも、興味があれば誘致が図れるように工夫されているケースが多く、あらゆる温度感のユーザーに何かしら行動を起こさせる施策を実施している印象です。

KWごとに差をつけつつ記事内でもあらゆるペルソナのユーザーを囲い込める工夫は、オウンドメディアでリードを獲得したいメディアにとって1つの参考になるでしょう。

>>オウンドメディアの戦略について知りたい方はこちら

関連記事: オウンドメディア戦略とは?目標設定や設計のポイントを事例をもとに紹介

オウンドメディア成功事例【ブランディング】

主にブランディングの観点でのオウンドメディア成功事例については以下の通りです。

  1. 株式会社クラシコム
  2. 大丸松坂屋百貨店
  3. 株式会社Z会
  4. 株式会社ネオキャリア
  5. 株式会社スクロール360

それぞれ順に解説していきます。

株式会社クラシコム

北欧、暮らしの道具店
※出典:北欧、暮らしの道具店
オウンドメディア概要詳細
メディア名北欧、暮らしの道具店
オウンドメディアURLhttps://hokuohkurashi.com/
月間トラフィック100,000
被リンク推移1,400 ⇒ 1,900
オーガニックトラフィック推移変動なし
コンセプトECモールの集客のみならず、ブランディングおよび定期購読者を増やすための導線を巧みに設計し、顧客との深い関係を築くことに成功しているメディア。
特徴商品の単なる販売を目的とするのではなく、ユーザーに豊かなライフスタイルを提案し、ブランドの価値を高めるコンテンツを提供している。
※各推移は過去3年比

株式会社クラシコムが運営する「北欧、暮らしの道具店」は、ECモールにおけるブランディングや認知拡大の成功例として、多くのメディアで紹介されています。

同メディアは単なる商品販売に留まらず、ユーザーが実際に「もっと知りたい」と思えるコンテンツ作りに注力しています。

noteの好事例についてはこちら

「ジンジャーエールの作り方」:Vol2.8K

「ジンジャーエールの作り方」では、ジンジャーエールを作るための詳細な手順が魅力的に解説されており、最後にはさりげなく関連商品の購入ページへと誘導するリンクが設置されています。

ユーザーがレシピに興味を持ち、実際に試してみたくなる流れを自然に作り出しています。

また、レシピの中でのさりげない誘導により、購買行動への敷居が低くなっている点が特徴的です。

1.週末の読み物”をテーマに購買集客より、まずは読みやすさを重視したコンテンツ展開

週末の読み物”をテーマに購買集客より、まずは読みやすさを重視したコンテンツ展開

2.実際の作り方を魅力的に解説

3.最後にさりげなく商品ページへの誘致リンクを設置

最後にさりげなく商品ページへの誘致リンクを設置

出典:https://hokuohkurashi.com/note/124831

プロダクトコンテンツの好事例についてはこちら

「キャンドルウォーマー」:Vol8.0K

キャンドルウォーマーに関するコンテンツでは、魅力的な写真とともに商品情報が詳細に紹介されており、サイズ違いなどの選択肢を提示。

ユーザーの購買意欲を高める構成になっていることに加え、レビューやギフトラッピングの紹介が付加されており、ユーザーにとっての価値が強調されています。

1.まず魅力的な写真で価格を示す
 ⇒CVに近いユーザーはここで囲い込める

まず魅力的な写真で価格を示す

2.キャンドルウォーマーの魅力⇒サイズ違いを紹介
 ⇒選択肢を自然と与える導線

3.その他の工夫

社内スタッフによる愛用レビューや、ギフトラッピングの提案などが含まれており、最終的には他のおすすめ商品を列挙することで、ユーザーの選択肢を広げる導線が構築されています。

出展:https://hokuohkurashi.com/product_contents/9805

北欧、暮らしの道具店の成功事例は、単に商品を販売するだけでなく、ユーザーに対して「暮らしを豊かにする提案」を行うことで、ECモールとしての認知拡大やブランド価値の向上に成功した好例です。

また、購読リピート率の向上にも重点を置き、ユーザーの信頼を獲得する手法を取っているのもコンテンツとしての特長といえるでしょう。

ECモール系のBtoC企業が認知拡大に課題を抱えている場合、このようなアプローチが有効であると考えられます。

大丸松坂屋百貨店

FUTURE IS NOW
※出典:FUTURE IS NOW
オウンドメディア概要詳細
メディア名FUTURE IS NOW
オウンドメディアURLhttps://fin.miraiteiban.jp/
月間トラフィック4,000
被リンク推移80 ⇒ 230
オーガニックトラフィック推移1,300 ⇒ 4,000
コンセプト「今」から未来の定番を探り出すメディアとして、「生活・暮らし」をテーマにしたコンテンツを通じて、5年先の未来を見据えた提案を行っている。
特徴他の百貨店が「ファッション」や「流行」に焦点を当てる中、大丸松坂屋百貨店は「生活・暮らし」に特化したコンテンツを提供している。
※各推移は過去3年比

大丸松坂屋百貨店が運営する「FUTURE IS NOW(未来定番研究所)」は、百貨店としてのブランド価値を保ちながら、新たな顧客層を引き込むことに成功しているオウンドメディアです。

このメディアは、単に商品の販売やプロモーションを行うだけでなく、読者が将来的に店舗を訪れるように導くための認知拡大とブランディングに重きを置いています。

具体の事例についてはこちら

生活・暮らしをテーマにしたコンテンツの展開

他の百貨店が「ファッション」や「トレンド」に焦点を当てる中、大丸松坂屋百貨店は「生活・暮らし」をテーマに選び、実際の生活で役立つコンテンツを提供しています。

これにより、潜在的な顧客が「○○を探すならここ」という認識を持ち、将来的な来店につながる導線を築いています。

潜在ニーズへの訴えかけ

このメディアでは他にはないここだけのカテゴリ分けや、「FUTURE IS NOW」のコンセプトでもある様々なジャンルで活躍する〝目利き〟ごとに記事を見ることとも可能です。

目利き

購読者の増加が認知拡大へとつながり、最終的に百貨店への来店に結びつくロジックが構築されています。

※出典:https://fin.miraiteiban.jp/

オーガニックトラフィックの増加が示すように、定期購読者の獲得⇒認知の拡大⇒未来の来店を目指すといった潜在顧客の訪問が増えており、ターゲットの拡大につながっています。

大丸松坂屋百貨店のこの成功事例は、百貨店業界という枠組みを超えて、顧客との深い関係を築き、長期的な来店を促進するための優れた戦略の一例といえるでしょう。

株式会社Z会

Z会受験情報ナビ
※出典:Z会受験情報ナビ
オウンドメディア概要詳細
メディア名Z会受験情報ナビ
オウンドメディアURLhttps://www.zkai.co.jp/exam-navi/
月間トラフィック15,000
被リンク推移0 ⇒ 46
オーガニックトラフィック推移40 ⇒ 15,000
コンセプト「受験生とその保護者」をターゲットに、新大学入試や新学習指導要領に関する情報を提供し、学習サポートや受験対策を支援するメディア。
特徴受験生の不安解消に向けた実践的なノウハウや教育トピックスを取り上げ、LINE、X(旧Twitter)、YouTubeなど多様なプラットフォームと連携して情報を発信し、幅広いユーザー層を囲い込む施策が成功している。
※各推移は2024年8月から直近半年比

Z会のオウンドメディア「Z会受験情報ナビ」は、新大学入試に備える受験生およびその保護者を対象にした情報発信しているオウンドメディアです。

直近半年で大幅にオーガニックトラフィックを増加させており、また同じ検索でも保護者~子ども自身までと幅広いユーザーを対象としています。

同じ検索でも保護者~子ども自身まで囲い込んでいる
引用:ミエルカラーニングジャーナル

具体的な受験対策や学習方法に関するコンテンツを提供し、受験生の不安を解消しながら、学習の質を高めるための情報を広く発信しています。

記事内の好事例についてはこちら

潜在・顕在両方の悩みに対し解決・納得の上でCVまで誘致できる導線が豊富

1.記事内でアンケートをマストで実施

2.悩み別に適している講座に誘致
⇒金額の記載で手軽さを伝えつつ毎月のフルサポートを訴求している

3.タグ分け=サイトニーズの大小を視覚的に把握できる
⇒知りたい情報ももちろんだが今のトレンドなど速やかにキャッチできるため潜在層に新たな課題や興味を芽生えさせやすくしている

※出典:https://www.zkai.co.jp/exam-navi/

資料請求はどの学習塾・予備校のオウンドメディアでも一律でやっています。

一方、Z会ではそのほかで差を付ける形で、「Z会のメディアを見れば知りたい情報が知れる⇒課題解決し勉学に打ち込める」といった納得感の醸成ができるように思われます。

また、LINE・X(旧Twitter)・YouTubeなどのSNSを活用することで、受験生だけでなく保護者層にまでアプローチが可能となり、情報の浸透力が高まっています。

Z会のこのアプローチは、教育関連の企業が自社のオウンドメディアを運営する際の成功モデルとして参考になるでしょう。

>>学習塾・予備校のSEOについて詳しく知りたい方はこちら

関連記事: 学習塾・予備校のSEO対策をわかりやすく解説!取り組むメリットや成功事例も紹介

株式会社ネオキャリア

HR NOTE
※出典:HR NOTE
オウンドメディア概要詳細
メディア名HR NOTE
オウンドメディアURLhttps://hrnote.jp/
月間トラフィック160,000
被リンク推移500 ⇒ 800
コンセプト「人事の成長から、企業の成長を。」をコンセプトに、人事担当者や経営者向けに、日々の業務に役立つノウハウや最新トレンドを提供するBtoBメディア。
特徴採用、労務、組織管理、HR Techなどの広範なテーマを扱い、メルマガ登録や資料ダウンロードなど多様なCV導線を用いてリードを獲得。

HR NOTE」は、株式会社ネオキャリアが運営するBtoB向けのオウンドメディアであり、企業の人事担当者や経営者が主なターゲットです。

このメディアは、主に以下に関する最新情報や実務的なノウハウを提供し、年間数万件の法人リードを創出するメディアに現在は成長しています。

  • 採用戦略
  • 労務管理
  • 組織開発
  • HRテクノロジー
具体の事例についてはこちら

kw例:「時短勤務 給与」1位:Vol2.7K

1.検索意図の網羅

従業員の働きやすさ⇆時短勤務が必要とされる場面の増加や、それに伴って制度の中身や給与算出の考え方を知りたい!といった人事ニーズを網羅できている。

検索意図の網羅

2.CV導線が豊富&悩みの階層別に多様化できている例①

今後他の人事課題に向き合う際に備え知識を増やしたいニーズに向けて、メルマガの会員登録でのCV獲得を狙ったCTAになっている。

メルマガ

3.CV導線が豊富&悩みの階層別に多様化できている例②

時短勤務についての知識を得たいだけでなく、社内人事チームでナレッジを効果的に共有できる

ルールブックのダウンロードCV獲得

時短勤務についての知識を得たいだけでなく、社内人事チームでナレッジを効果的に共有できる

 ルールブックのダウンロードCV獲得

4.その他バナー表示で時期要因に合わせたトレンド・話題になっている人事労務周りの情報をキャッチアップできるよう、内部リンク構造以外にもサイト構築に工夫がなされている

話題のキーワード

※出典:https://www.notion.so/6-5-0860371297244833aaf06bc87776e093

「HR NOTE」は、toB向けだからこその資料ダウンロード・トレンドの掲載など、人事担当者が時間のない中で以下に効率的に知識を得られるかの部分への導線工夫がされています。

また、こうした導線工夫もしっかり詳細を知りたいと考えてるニーズへの説明文面との両立ができているため、他のBtoBメディア運営においても参考になるのではないでしょうか。

株式会社スクロール360

360通販note
※出典:360通販note
オウンドメディア概要詳細
メディア名360通販note
オウンドメディアURLhttps://www.scroll360.jp/note/
月間トラフィック40,000
被リンク推移0 ⇒ 19
オーガニックトラフィック推移10,000 ⇒ 40,000
コンセプト「物流代行に関する幅広い知識と情報」を提供し、特に物流やEC運営に関連する企業向けに、実践的なナレッジを提供するBtoBメディア。
特徴物流代行に関心のある企業をターゲットに、SEOを強化し、ナレッジ系記事を中心とした認知拡大施策を展開している
※各推移は前年比

株式会社スクロール360が運営する「360通販note」は、主に物流代行やEC運営に関心のあるBtoB顧客を対象としたオウンドメディアです。

今回オウンドメディアの成功事例として着目したのは、認知拡大のコンテンツ戦略から潜在層に訴える施策やCV導線設計がされている点になります。

潜在層向けの具体についてはこちら

導線設計戦略①

1.ナレッジ系記事による認知拡大とCV誘導

「ロット」「同梱とは」「欠品とは」など知識ベースで知りたいユーザーの囲い込みを実施し、潜在層のCVを獲得しやすいノウハウの提示+資料テンプレでの訴求

2.物流代行に興味をもった企業は最下部でCV誘致

 関連記事でユーザー行動の活発化も図っている。

3.潜在層の各ニーズに合った訴求の設置が豊富

画像の赤枠内のように、各ニーズに応える導線設計がしっかりされている

  • 電話・メールでの問い合わせをしたい
  • 資料ダウンロードで詳細を知りたい
  • 実際の見学で納得感をもって代行サービスを利用したい

※出典:https://www.scroll360.jp/note/

顕在層向けの具体についてはこちら

導線設計戦略②

ある程度知識がある顕在層のユーザー向けにもCV導線は、認知拡大記事とは異なっている。

コンテンツ戦略では、「棚卸 効率化」「デバンニング」などで代行利用への温度感が高いユーザーも囲い込みを図っている。

1.同じ資料ダウンロードでもより顕在化した悩みに近い資料訴求

2.導入事例も幅広く紹介し、同様の物流の悩みがある企業への納得感を与える導線を強化

BtoBかつ物流の領域だとニーズによる戦略を立てる難しさがある一方で、360通販noteは、どの層にも何かしらのアクションを起こさせる導線の引き方をしています。

BtoB領域でのリード獲得において、CV獲得に向けたKWごとの工夫はぜひ参考としたい点です。

オウンドメディア成功事例【採用】

採用におけるオウンドメディア成功事例としては、以下の2つを紹介します。

  1. 小川珈琲株式会社
  2. 株式会社ヒューマネージ

ぜひ参考にしてください。

小川珈琲株式会社

※出典:珈琲の広場
オウンドメディア概要詳細
メディア名珈琲の広場
オウンドメディアURLhttps://www.oc-ogawa.co.jp/coffee-no-hiroba/
月間トラフィック230
被リンク推移10 ⇒ 30
コンセプトコーヒーを愛する人々が集い、珈琲文化を支えるコミュニティを育むメディア。イベントの誘致を通じて、実際の店舗へ足を運ばせることで、採用応募への意欲を高めることを目指す。
特徴バリスタとの交流やコーヒーペアリングを通じて、飲食業ならではの「実際のバリスタを見て働きたい」という感情を喚起する。オフラインイベントと連動し、店舗来店を促進。
※各推移は過去3年比

珈琲の広場」は、小川珈琲株式会社が運営するオウンドメディアであり、コーヒーを愛する人々に向けて、さまざまなコンテンツを提供しています。

今回CVポイントとして着目したのは、例えばオンラインストアへの誘致だけに留まらず、イベント誘致も促している点です。

イベント誘致を通して実際に店舗へ足を運んでもらうことで、自社やバリスタについて理解を深めてもらい、採用応募への意欲を高める効果もあります。

具体についてはこちら

記事例:kw「チーズコーヒー」

1.記事の構成とCVポイント

▼構成

  • 珈琲×○○のフードペアリングに言及する記事
  • 珈琲のスペシャリストとチーズの専門家が対談形式でフードペアリングをおすすめ

自社のバリスタと料理家による対談形式となっており、SEOとしても専門性と権威性を確保できている状態。

バリスタと料理家による対談形式

2.CVポイント・商材

  • CVポイント:記事下部に店舗の紹介/記事内紹介の珈琲豆のオンラインショップ購入
  • 商材:店舗への認知や興味/オンライン商品(生豆だけでなくインスタントなどもあり)

実際に店舗でペアリング体験が可能な内容として、記事内でイベントへの誘致を図っている。

実際に店舗でペアリング体験が可能な内容として、記事内でイベントへの誘致を図っている。

また、オンラインストアへの誘致も、珈琲の特徴が添えられているためイメージが湧きやすく購入までの壁が下がっている。

珈琲の特徴が添えられているためイメージが湧きやすく購入までの壁が下がっている

フードペアリングとは「両者をよりおいしく食べるためのベストマッチ」のことです。

実際にこの記事内では、珈琲とチーズを一緒に食べることの可能性を広げることで新しい珈琲への関心を引き出し、来店や購入に誘致できています。

※出典:https://www.oc-ogawa.co.jp/coffee-no-hiroba/pairing/1970/

飲食ならではの「実際の○○を見て働いてみたい」という感情を引き出すため効果としても、「珈琲の広場」ではバリスタとの交流や体験ができるイベントになっているといえます。

イベントの開催やバリスタとの交流を通じて、顧客への価値提供を通じてブランドのファンを育成することで、自社へのコミットが期待できる人材の採用につながる例として参考になるでしょう。

株式会社ヒューマネージ

※出典:HR AGE
オウンドメディア概要詳細
メディア名HR AGE
オウンドメディアURLhttps://hr-age.humanage.co.jp/
月間トラフィック500
被リンク推移5 ⇒ 28
コンセプト採用担当者の課題解決をサポートするため、導入事例をメインに展開するメディア。各種導線を通じて、課題感に応じた最適な情報へ迅速にアクセスできる設計が特徴。
特徴実際の導入事例を通じ、採用担当者の課題解決を支援。インタビュー形式で詳細な事例を紹介し、複数の導線でユーザーが求める情報へスムーズに誘導。
※各推移は過去3年比

HR AGE」は、株式会社ヒューマネージが運営するオウンドメディアであり、主に採用担当者に向けたコンテンツを提供しています。

実際の企業による自社サービスの導入事例を中心に、採用業務の効率化や志望度の向上に寄与する情報を提供しています。

メディア:「Talk×i-web」の具体について知りたい方はこちら

サービス例「i-web」

  • 採用の際の適性検査やその後のキャリア支援のためのツールを開発・普及している
  • 社員のエンゲージメントや健康管理を行えるツールもあり人事担当者から注目を集めている

1.導入事例を中心とした課題解決型コンテンツ

実際にサービスを使って採用率・採用コストなど課題がどう改善したかをインタビュー形式で紹介

実際にサービスを使って採用率・採用コストなど課題がどう改善したかをインタビュー形式で紹介

2.採用担当者の課題に応じた多様な選択肢

  • 無料動画:まずは知りたい潜在層
  • 資料請求・お問い合わせ:動画以外にも情報を知りたい準顕在層
  • セミナー:より良い取り入れ方など具体を知りたい顕在層

3.会社ごとに事例紹介:自社に似た課題払拭の好事例を見つけCVまで誘致

※出典:https://i-web-ats.humanage.co.jp/talk_i-web/archive/

記事内では、課題改善が数字で見て取れる場合がほとんどでことを踏まえ、記事内画像で実際の変化幅を見せることで説得力を増す目的で、視覚的に確認できるように工夫されています。

課題に応じた多様な導線設計と視覚的なアプローチを取り入れ、ユーザーのニーズに応じた情報提供を行うことで、採用サイトとしての価値提供の幅を広げているといえるでしょう。

オウンドメディア成功事例【メディア以外・実店舗活用】

最後はメディア以外、特に実店舗を活用したのオウンドメディアの成功事例を紹介します。

  1. コクヨ株式会社
  2. 株式会社BAKE
  3. 株式会社トライアルカンパニー
  4. パンと日用品のお店「わざわざ」

他にはないオウンドメディアとして事例もあるので、気になる方は確認してみてください。

コクヨ株式会社

※出典:コクヨ文具のよみもの
オウンドメディア概要詳細
メディア名コクヨ文具のよみもの
オウンドメディアURLhttps://www.kokuyo-st.co.jp/yomimono/
コンセプト文具の紹介だけでなく、日常生活に役立つ工夫や面白い使い方を通じて、潜在層のニーズを引き出すメディア。
特徴コクヨ製品を実際に体験できるイベント誘致を通じて、消費者とのエンゲージメントを強化し、自然な購買行動へとつなげる取り組みを実施。

コクヨ文具のよみもの」は、株式会社コクヨが運営するオウンドメディアです。

文房具の紹介にとどまらず、生活における工夫や面白い使い方を提案することで顧客とのタッチポイントを作り、潜在的なニーズを引き出しています。

特長としては「ユーザーが実際に商品に触れる機会」を提供するため、記事内ではイベント情報も積極的に紹介している傾向にあります。

実際に文具をはじめとした商品に触れる機会を自然と作っている
※出典:https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/feature/kufu/fest/

例えば上記の例では、新商品のハサミの紹介記事から関連イベントへの誘導を行い、そこで商品を実際に試してもらうことで、顧客の購買意欲を高める工夫がされています。

オンライン上だけでなく通常の店頭でも商品を試用する機会はそう多くないと思いますので、実際に商品を手に取って体験は他では得られない経験となり、購入の促進やファン化にも効果が期待できます。

ユーザーとのエンゲージメントを深める「コクヨ文具のよみもの」のオウンドメディアでの取り組みは、toC向けに商品を展開している企業にとっても1つの参考となるでしょう。

株式会社BAKE

※出典:THE BAKE MAGAZINE
オウンドメディア概要詳細
メディア名THE BAKE MAGAZINE
オウンドメディアURLhttps://bake-jp.com/magazine/
コンセプト「おいしいは、しあわせにBAKE(バケ)る。そこには、ストーリーがある。」というテーマのもと、BAKEのブランド価値を高めるためのストーリーを伝えるメディア。
特徴記事を通じてBAKEの商品やブランドに対する興味を引き出し、自然な導線で商品ページや購入へと誘導する。

株式会社BAKEが運営するオウンドメディアの「THE BAKE MAGAZINE」は、BAKEのブランド価値を高めるだけでなく、主に「食」に関連したインタビュー記事やコンテンツを提供しています。

既に高い知名度を持つBAKEが、さらにブランド認知を拡大し、商品購入へとつなげるためにどのようなメディア戦略をしているのか調査してみました。

顕在層向けの好事例はこちら

kw例:「新宿 アップルパイ」

以下のような複数のペルソナの検索意図に出てくるような戦略で記事は構成されており、記事内の引き込み方法も豊富。

  • 新宿でアップルパイを食べられるお店を探しているユーザー
  • 新宿でアップルパイを買えるお店を探しているユーザー

1.自宅で食べたくなるリベイク方法の提示

自宅で食べたくなるリベイク方法の提示

2.プレゼントキャンペーンのフックでSNS広報も実施
各ブランドにInstagramアカウントがあるということは、チーズタルト(看板商品)のみ知っているユーザーにとって新しい発見につながる内容となっている。

kwのメインとなる訴求の「アップルパイ」以外も魅力的に提示

3.kwのメインとなる訴求の「アップルパイ」以外も魅力的に提示

kwのメインとなる訴求の「アップルパイ」以外も魅力的に提示

最終的に他の選択肢が自然と認知されるような導線作りとなっているのが特長です。

※参考:https://bake-jp.com/magazine/post/12877/

他にも、例えば「お菓子 写真撮り方 スマホ」といったkwで、BAKEの存在を知っていてもいなくても、ちょっとしたフックで各商品ページへの誘致を図っている記事も見られました。

ゴールデンウイークというイベントに関する文言を使うことで、「取り寄せてみようかな」「お土産に買おうかな」と思わせる潜在層向けの記事になっています。

既にある程度認知がある実店舗型の企業にとって、潜在ニーズや複数のペルソナを一気に囲い込みたい際の事例として活用できるでしょう。

株式会社トライアルカンパニー

※出典:トライアルマガジン
オウンドメディア概要詳細
メディア名トライアルマガジン
オウンドメディアURLhttps://www.trial-net.co.jp/mag/
コンセプト店舗集客に特化し、地域に根ざしたコンテンツで実際の来店を促進するオウンドメディア。
特徴SEOに強い季節ごとのコンテンツを提供し、ターゲット層との接点を最大化。購読者リストの強化に注力。

株式会社トライアルカンパニーが運営する「トライアルマガジン」は、従来の50~60代がメインユーザーだった新聞広告に代わり、デジタルメディアを活用した集客施策が注目されています。

2年間で月間100万セッションを達成し、特に若年層(20〜40代)との接点を効果的に増やすことに成功

実際にスーパーに足を運んでもらうことが目的のオウンドメディアのため、記事内では主に「足を運びたくなる工夫」が凝らされています。

しかし、直に集客に繋がらない場合でも、以下のステップでメディアのSS数を増やし。新規顧客の囲い込みに成功していると考えられます。

  1. メディアの定期購読者を増やす
  2. 近くの店舗を調べる
  3. 潜在意識に認知を広げる
集客導線の好事例はこちら

kw例:「梅酒 作り方」 ※月間46,703トラフィック

1.サイドバーは店舗の魅力的な訴求部分を掲載。
実店舗に足を運ぶきっかけを全記事に設置している。

サイドバーは店舗の魅力的な訴求部分を掲載

2.トライアルで買うとどのくらいの値段で買えるのか、具体的に提示

トライアルで買うとどのくらいの値段で買えるのか、具体的に提示

3.他SNSの集客・定期購読への誘致で潜在層にもタッチポイントを作る

他SNSの集客・定期購読への誘致で潜在層にもタッチポイントを作る

監修者が各記事にいるため、安心して購読&SEO評価も受けやすい構造ができている点もストロングポイントです。

※出典:https://www.trial-net.co.jp/mag/detail/3911/

また、「トライアルマガジン」は季節やイベントに合わせたコンテンツを積極的に発信しています。

例えば「数の子 塩抜き」というKWの記事は、12月最終週に公開しわずか3日で1位になり1週間でSSが跳ねあがったという事例も。

ターゲット層との接点を拡大し、来店を促進するためのコンテンツ戦略と導線設計については、オウンドメディアで店舗との連携を図りたい企業にとって非常に参考になるでしょう。

パンと日用品のお店「わざわざ」

※出典:わざわざオンラインストア
オウンドメディア概要詳細
メディア名わざわざオンラインストア
オウンドメディアURLhttps://waza2.com/#blog
コンセプト長野県東御市の小さな店舗が運営する、パンと暮らしの道具を販売するECサイトを兼ねたオウンドメディア。
特徴実店舗の集客とECサイトでの販売を連携させ、自分たちが心からよいと思うものを販売することを重視し、生活の質を高める商品や情報を発信している。

パンと日用品のお店わざわざ」は、長野県東御市にある小さな店舗とECモールをメインに、「食と生活それぞれの面から、自分たちが心からよいと思うものを販売する」ことをコンセプトとしています。

実店舗だけではなかなか売れない商品も、オウンドメディアでのコンテンツ配信とECサイトを組み合わせることで、認知度・購買ともに伸長しているメディアです。

好事例についてはこちら

1.自社名とブランドコンセプトを活用した集客導線
カテゴリだけでなく、何かしらのイベントの機会にふと利用したくなる導線が設計されています。

自社名とブランドコンセプトを活用した集客導線

「セット」「乙なもの」など定期購読者にとって集客起点になるカテゴリでも記事を展開している。

乙なもの

「訳ありな商品」を、まるで不良品といったような認識から、「面白く味わいがある」ものとして意識転換を喚起することを意図した「乙なもの」について紹介されています。

買いたくなるような写真付きの情報が多く、店舗に行かなくとも納得感をもって購入を決められるコンテンツになっています。

2.Noteを活用することで自社メディア以外でも集客導線の確保

レシピを起点に調味料を買う導線でECモールへ誘致。

ローストポーク

コンテンツ配信とECサイトでの購買行動を結びつけることで、限られたリソースを最大限に活用し、集客と売上を同時に拡大しています。

定期購読者にとって集客起点になるカテゴリでも記事を展開している点も含め、ブランドポリシーやコンセプトを大切にしたい企業にとって、オウンドメディア戦略の参考にできるでしょう。

成功事例から分かるオウンドメディアでうまくいくポイント

ここまで各企業のオウンドメディアの成功事例について紹介してきましたが、いずれも成功には共通しているポイントがあります

以下で詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

SEOオウンドメディアで成果を出したい担当者様へ
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目的・KPIを明確にしている

オウンドメディア運営で何より重要なのは、明確な目的意識を設定することです。

自社が抱える事業課題を整理し、オウンドメディアを通じて達成すべきゴールを具体的に定義し、ゴール達成の指標となるKPIを設計しましょう。

例えば今回紹介してきた成功事例では、以下のいずれかをオウンドメディアのゴールとしていました。

  • リード獲得
  • ブランディング(認知拡大)
  • 採用課題
  • 実店舗の活用

KPIは目的達成の指標となるため、事業の成功に直結する適切な評価軸を定めることが肝要です。

しかし、事業課題を正しく理解し適切な目的・KPIを設定するには、マーケティングと事業の両面に精通したスキルが必要不可欠になります。

目的に沿った運用をしている

目的とKPIが定まったら、次はそれを実現するためのコンテンツ戦略を運用していく必要があります。

ペルソナを明確にし、そのペルソナが求める情報を最適なタイミングでコンテンツを届けられるよう設計しましょう。

しかし、ターゲットユーザーを深く理解し、そのニーズに合致したコンテンツを企画・制作・発信し続けることはリソースをかなり必要とします。

リソースを必要とする例

  • 記事の品質管理
  • 更新頻度の維持
  • 効果検証
  • 検索エンジンのアルゴリズム対応

専任の運用チームを持たない企業にとって、専門的かつ継続的なオペレーションを社内で回すのはかなりの難易度が伴うでしょう。

オウンドメディアの戦略について詳しく知りたい方はこちら

関連記事: オウンドメディア戦略とは?目標設定や設計のポイントを事例をもとに紹介

ユーザーの温度感に沿ったコンテンツを提供している

オウンドメディアは企業とユーザーを繋ぐ接点であり、ユーザー目線に立ったコンテンツ設計が求められます。

ユーザーの関心事や悩みに寄り添い、ユーザーが抱える悩み関心事に寄り添う情報を丁寧に届けることが重要です。

コンテンツの展開後はやりっぱなしで終わるのではなく、ユーザーの反応を分析し、コンテンツの方向性を柔軟に調整していくことが大切となるでしょう。

しかし、自社の商材やサービスへの理解を深めつつ、ユーザー視点でのコンテンツ設計を行うのは容易ではないため、専門家による客観的な視点も必要になります。

SNS・オフラインイベント等シナジーを生める工夫をしている

オウンドメディアの効果を最大限に引き出すため、SNSやオフラインイベントなど多様な接点との連携があると、より成功に導くことが可能となります。

オウンドメディアの枠を超えた施策を展開し、ユーザーエンゲージメントを高める工夫を凝らしましょう。

例えば以下のような企画が考えられます。

  • 読者参加型の企画
  • SNSでの投稿拡散
  • オフラインイベントとの連携
  • インフルエンサーを巻き込んだキャンペーン

ユーザーの能動的な関与を促す仕掛け作りを促すことで、オウンドメディアだけでは築けないユーザーとのタッチポイントを開拓し、効果的な相乗効果を生むことが重要となるでしょう。

オウンドメディアを中心に据えつつ、様々な接点でブランドの魅力を体感してもらうことが、ユーザーとの絆を強めることにつながります。

ただし、これには社内の部署間連携や外部パートナーとの綿密なコミュニケーションが必要不可欠となるため、自社だけで全てを完結させるのは難しいのがネックとなります。

継続・改善を続けている

オウンドメディアの成果は一朝一夕では得られないため、目的に沿った運営を継続し、PDCAサイクルを回しながら地道に改善を重ねることが何より大切です。

具体的な継続・改善には以下のようなことが必要になり、SEO対策なども絡んでくるのが実情です。

  • アクセスの解析
  • コンテンツの見直し
  • 視覚的な工夫を取り入れる
  • 導線設計(CTA等)の作り直し
  • サイト構造の見直し
  • SEO施策の展開

アクセス解析によりユーザーの反応を見極め、コンテンツの質を磨き、情報発信を最適化していくことがオウンドメディアを軌道に乗せて成功に導くポイントです。

しかし、日々の運用業務に追われる中で、戦略的なPDCAサイクルを自社の組織体制だけで回し続けるのは容易ではないでしょう。

社内でのリソース確保が難しい場合は、オウンドメディアの成功に向けて伴走してくれる、外部パートナーへの委託も検討してみましょう。

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外注について詳しく知りたい方はこちら

関連記事: 【オウンドメディアの外注】費用感、注意点など失敗しない方法を紹介。

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オウンドメディア運営ならLeoSophiaにお任せください

本記事では、オウンドメディアの成功事例について14のケースを紹介してきました。

オウンドメディアで成功するには、戦略立案から日々の運用、効果検証に至るまで専門的な取り組みが欠かせません

一方でオウンドメディアを運営するだけでは自社の事業推進を担えないため、戦略を正しく実行する知見の獲得や、限られたリソースという問題も発生します。

これらを全て自社でカバーするのは難易度が高いため、単に成功事例を真似するだけでは、思うような成果に結びつかないケースも少なくありません。

しかし、オウンドメディアは事業課題を解決する・推進するための力を持っているため、認知拡大リード獲得に力を入れていきたい場合はうってつけの手法といえます。

著者
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コンテンツ責任者
松尾 修兵Shuhei Matsuo
約3年間、DtoC事業部にてメンズ向けコスメの商品開発を担当。ディレクター経験の中、効果的なコンテンツ戦略の策定と実行し、組織全体のコンテンツ向上に寄与・貢献し、コンテンツ統括者として抜擢。
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