逆SEO対策とは?目的と受けてしまった時の対応マニュアル

自社サイトが「検索上位に表示されていたのに突然消えてしまった」時は、逆SEOを利用した他社からの攻撃を受けている可能性があります。

時間をかけて築き上げたサイトの信頼が、意図的な仕掛けによって一瞬で崩壊するのは予想外の出来事でしょう。

本記事では、悪質な逆SEOの対処法や信頼を取り戻す方法をSEO担当者が解説します。

自社サイトを守るための具体的な施策を紹介するため、逆SEOを受けてしまった・対策をしたい担当者の方はぜひご覧ください。

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監修者
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SEOセクション統括
坂 圭祐Keisuke Ban
月間売上20万規模だった車買取SEOメディアをオーガニック経由の流入で、月1,000万規模までグロース。100を超える自社運営SEOメディアを束ねる責任者として、様々なジャンルのメディアに対して深い知見を持つ。
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逆SEO対策とは防衛的なSEO手法の一つ

本来、逆SEOとは企業や個人の評判を保護し、不当な情報や悪評から自社イメージを守る施策を指します。

※「ネガティブSEO」や「リバースSEO」と呼ばれることもあります。

特定のサイトの検索順位を下げることで、風評被害を最小限に抑えることが目的です。

ただしスパム的な手法としても使えてしまうため、検索順位の下落や評判低下目的など悪質的に用いられるケースもゼロではありません。

身に覚えがないにも関わらず逆SEOを受けてしまった場合は、早期の発見と対策が鍵となるでしょう。

SEO対策と逆SEO対策の違い

SEO対策と逆SEO対策の違い

従来のSEO対策は、検索結果の上位に自社サイトを表示させることを目的としています。

対して逆SEO対策が重点に置くのは、ネガティブな情報の露出を抑制することです。

SEO対策逆SEO対策
目的サイト価値の向上リスク管理と防御
焦点前向きな最適化攻撃の検知と無効化
戦略コンテンツ強化
技術的最適化
セキュリティ
モニタリング
対抗措置

SEO対策が攻めの姿勢であるのに対し、逆SEO対策は守りの姿勢と言えます。

マーケティング担当者の方は、両者の特徴と違いを理解した上でサイトを運営しましょう。

SEO対策についてはこちら!

関連記事: SEO対策の効果ってどうやって出すの?期間や確認方法も解説

他社から受けた悪質逆SEOの対処法

他社から受けた悪質逆SEOの対処法

悪質な逆SEO効果に対処するためには、迅速かつ戦略的なアプローチが不可欠です。

一時的な処置と長期的な対策を同時に進行することで、被害を最小限に抑えましょう。

専門家と連携して法的・戦略的な側面から総合的に対応することで、企業のブランド価値と信頼性を防衛できます。

対象メディアに問い合わせる

悪質な被リンクや誹謗中傷的なコンテンツを発見した場合は、対象となるメディアや運営者に直接連絡を取ることが重要な初期対応となります。

削除や修正を依頼する際は、感情に流されず冷静に対応することが重要です。

違反しているコンテンツのURLや、自社にもたらす具体的な被害を明確に示しましょう。

法的根拠に基づいた丁寧な文面を作成し、誠実で理性的なコミュニケーションを心がけることで、相手側の理解と協力を得やすくなります。

Googleにコンテンツ削除を申請する

逆SEO効果によるペナルティから回復するためには、Googleウェブマスターツールを活用しましょう。

誹謗中傷に該当する内容がある場合、ポリシー違反としてGoogleに申告できます。

Googleは、法的に問題のあるコンテンツや個人の権利を侵害するコンテンツの削除に協力的です。

スパム報告や不正なリンクに関する詳細な情報を正確に提供しましょう。

また単に問題のあるコンテンツを指摘するだけでなく、自社サイトが「意図的に悪意のある攻撃を受けている」ことを明確に示すエビデンスが求められます。

【例】

  • 不自然な被リンクの履歴
  • 意図的に仕掛けられたと思われるSEOスパム工作の証拠
  • 検索結果への悪影響

同時に自社のサイトが質の高いコンテンツを提供し、検索エンジンのガイドラインを遵守していることを示す資料も重要です。

Googleは単なる申告ではなく、客観的で詳細な情報に基づいて審査を行うため、申請の成功率を高めるためにも慎重かつ綿密に準備しましょう。

弁護士や専門業者に相談する

逆SEO効果による被害が深刻な場合は、弁護士やSEO対策の専門業者に相談するのも賢明な選択です。

弁護士は技術的対応にとどまらず、法的側面からも対策を立案することができます。

損害賠償請求や名誉棄損のための措置を取ることができれば、逆SEO行為の抑制につながるでしょう。

またSEO専門業者は検索エンジンのアルゴリズムに精通しているため、より効果的な回復戦略を提案できます。

プロに任せれば手続きを適切に進められるため、相手方とのトラブルを未然に防ぐことも可能です。

専門家の知見を活用し、効果的な対策と将来的なリスクの軽減に努めましょう。

信頼を取り戻す逆SEOの方法

信頼を取り戻す逆SEOの方法

自社のサイトを逆SEOによる攻撃から守り、信頼を再構築するには、戦略的なアプローチが不可欠です。

下記の対策を通じて、企業や個人の信頼性を段階的に回復していく必要があります。

デジタル環境における評判回復は、長期的な視点と粘り強い取り組みが成功の鍵となるでしょう。

検索順位を上げて上位を維持する

質の高いコンテンツを継続的に制作し、検索エンジンの上位表示を獲得した上で維持しましょう。

誹謗中傷をしてくるサイトよりも上位表示をとることで、悪影響のあるサイトの露出を削減できます。

以前の順位に戻すだけではなく、さらに強固な検索エンジン最適化戦略を構築することが重要です。

検索エンジンのアルゴリズムから高い評価を得るためにも、ユーザーの検索意図を的確に理解し、価値ある情報を提供しましょう。

【価値を高めるポイント】

  • 的を得たキーワード分析
  • ニーズに合致したコンテンツ戦略
  • 定期的なコンテンツ更新

またモバイル最適化やページ読み込み速度の向上も、検索順位維持に必要な要素です。

検索結果の順位は日々変動するため、最新のSEOトレンドに敏感であり続け、柔軟に対応できる体制を構築することが成功の鍵となるでしょう。

順位を上げる方法について詳しくはこちら!

関連記事: 【具体的に紹介】検索順位を上げる秘訣を解説

被リンクの状況を見直す

被リンクの質と量を徹底的に管理することも、回復戦略の根幹を成す重要な取り組みです。

大前提として、サイトへの被リンクは検索エンジンの評価に直接影響を与える重要な要素となります。

まずはGoogleサーチコンソールなどのツールを活用し、被リンクの状況を分析しましょう。

低品質な被リンクが知らないうちに貼られているケースもあるため、スパム的または有害なリンクを見つけたら積極的に削除または無効化する必要があります。

また権威あるドメインや信頼性の高いサイトからのリンクを獲得することも、逆SEO効果への対抗策として有効です。

定期的なリンク監査を実施し、リンク否認ツールを使用して対処することで、サイトの信頼性と検索順位を保護してください。

被リンクについて詳細はこちら!

関連記事: 「被リンクとは」についてわかりやすく解説!

ドメインパワーを上げる

ドメインパワーの向上は、逆SEO効果から回復するために行うべき戦略です。

再び逆SEO効果の攻撃を受けたとしても、自社サイトのドメインパワーが高ければ、影響を抑えることができます。

【求められるアプローチ】

  • 高品質で独自性のあるコンテンツの継続的な提供
  • 権威あるサイトからの被リンク獲得
  • サイトの高速化やセキュリティ強化

業界内での知見と専門性を示し、独自の調査レポートなど他のサイトから参照されるようなコンテンツを制作しましょう。

また専門的なウェビナーの開催やメディア露出を通じて、ブランドの権威を確立することも効果的です。

信頼性の高いコンテンツと外部からの評価を通じて、検索エンジンにおけるドメインの信頼性と権威を段階的に高めてください。

ドメインパワーについて詳しくはこちら!

関連記事: ドメインパワーとは?無料の計測ツールによる確認方法や評価の上げ方を紹介

ペナルティを受ける逆SEOのNG手法

ペナルティを受ける逆SEOのNG手法

下記では、Googleからペナルティを受ける避けるべき逆SEOの手法をまとめました。

これらは長期的に企業や個人の評判に深刻な悪影響を及ぼす可能性があります。

検索エンジンのアルゴリズムは年々高度化しており、不正な操作や倫理に反する手法は即座に検出され、厳しいペナルティの対象となります。

デジタルマーケティングにおける誠実性と透明性を常に意識し、合法的かつ倫理的な方法を選択しましょう。

ペナルティを受ける項目はこちら!

関連記事: 検索順位が下がった原因とは?SEO担当者が確認すべき15個の項目を解説

コピーコンテンツを大量に作る

類似したコンテンツの大量生成は、スパムと判断されてサイトの検索順位が低下するリスクがあります。

安易に他のサイトからコピーペーストし、わずかな改変を加えるだけの戦略は、現代の高度な検索エンジンアルゴリズムによって即座に検出されます。

検索エンジンはユーザーに対して”独自で価値のある情報を提供”するサイトを評価するため、低品質なコンテンツは順位を大幅に下げる原因です。

単なる量的拡大ではなく、オリジナリティと独自性を重視したコンテンツ戦略が求められるでしょう。

低評価サイトからの被リンクを増やす

信頼性の低いサイトやスパム的な性質を持つサイトからのリンクは、信頼性を損なう可能性のある危険な戦略です。

検索エンジンのアルゴリズムは、リンクの質と関連性を重視しており、安易な被リンク獲得はペナルティの対象となります。

一時的に順位が上がる可能性はありますが、検索結果からの追放やインデックス除外といった結果をもたらすリスクも。

信頼性と検索順位を維持するためにも、自然な形でのリンク獲得に焦点を当てましょう。

逆SEO対策には知見と時間が必要!プロに任せる選択肢も

逆SEO効果への対応は、高度な専門知識と継続的な努力を要する複雑な取り組みです。

専門的な知見や法的な見解、技術的なスキルを総合的に駆使する必要があり、自社での対応には限界がある場合もあります。

自社での対応が難しい場合は、経験豊富な専門業者に委託することで、効果的かつ効率的な対策を実現できるでしょう。

専門家と連携することでリスクを最小限に抑え、迅速かつ包括的に対応してください。

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SEOコンサルタント
荻野 陽介Yousuke Ogino
メディア事業にて金融・教育関連のメディアディレクターを担当し、金融系メディアを月1,000万規模までグロース。テクニカルSEOをはじめ、SEOマーケティングに強みを持つ。
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