産育休からの復帰後、不安や焦りを抱えながらも、目の前の仕事に全力で向き合い、着実に成果を積み重ねてマネージャーへの昇格を果たした女性社員へのインタビュー。
ライフステージが変わっても、果たした役割と成果が正当に評価される、Leo Sophia Groupでのキャリアのリアルに迫ります。
目次
プロフィール
株式会社ULTORA ブランディングチーム マネージャー
久松 舞(ひさまつ まい)
2019年2月にLeo Sophia Groupに入社。インターネットメディア事業での経験を経て、DtoC事業を展開する株式会社ULTORA(※1)にて、ブランディングチームの立ち上げに参画。
2023年4月から4か月間の産育休を経て、復帰後も第一線でブランド戦略を牽引し続け、2026年7月に同チームのマネージャーに就任。
※1:ULTORA:「すべての人に、カラダ改革を。」を理念としたプロテインブランド。

ライフステージが変わっても、挑戦の機会は変わらない
―現在の働き方と、担っている役割・業務を教えてください。
8時〜17時のフルタイムで勤務しており、朝は7時半に子どもを保育園へ送り、17時半にはお迎えへ直行する生活を送っています。
現在は、DtoCブランドULTORAのブランディングチームで、ブランド価値および顧客体験価値の最大化に取り組んでいます。
ブランドのビジョン・ミッション・バリューに基づくコンセプト策定などの、核づくりから、クリエイティブなどの表現品質の統率、公式サイト・SNS・カスタマーサクセスを通じた顧客接点の強化まで、ブランド価値の向上に関わる施策全般を推進しています。
2026年7月からはチームのマネージャーとして、メンバーマネジメントや各施策の進行管理を行いながら、社内外のステークホルダーと連携しながらより強固なブランドづくりをリードしています。

―復帰した当初はどのような役割や業務からスタートしたのですか?
復帰直後は、ブランディングチームの立ち上げに従事しました。
当時、ブランドは年商30億円規模にまで事業を拡大しており、次なる成長フェーズへ飛躍するため、認知拡大とブランド価値のさらなる浸透が急務となっていました。
また近年、お客様の購買基準は価格や機能だけでなく、品質へのこだわりやブランドへの信頼へとシフトしています。
そのため商品の品質向上に加え、ULTORAが「どのような想いでどういった価値を届けたいのか」という熱量そのものを一貫して発信し、ブランド自体のファンを増やす基盤作りが必要でした。
前例のない組織づくりにおいて、まずは現状の課題整理と優先順位づけから着手し、ブランドの持続的成長を左右する重要なプロジェクトをリードしました。
―産育休から復帰する際、不安はありましたか?
正直、不安だらけでした。
当時は、社内での産育休からの復帰事例がまだ少なく、限られた時間で成果が出せるのか、全く見当がつかない状態だったからです。
任されたブランディングチームの立ち上げというミッションも、自身にとって新しい挑戦で、何もかも手探りだったため、最後までやり切れるのか、というプレッシャーも感じていました。
また、周囲の皆さんは理解のある優しい方ばかりでしたが、自分だけ先に退社することへの申し訳なさや気まずさも、少なからず抱えていたのを覚えています。
―復帰後の働き方は、どのようにすり合わせていったのですか?
復帰前に人事や上司と面談で、具体的な働き方のすり合わせを行いました。
子育てをしながら復帰することへの不安な気持ちを汲み取り、「何が起こるかわからない時期だからこそ、心配なことは何でも相談してね」と親身に対話を重ねてくれたことが、本当に心強かったです。
また、上司には、入社当時から大切にしてきた、常に成長し続けたいという価値観が、出産後も一切変わっていないこと、子育てをしながらでもこれまでと変わらず新しいことに挑戦し、キャリアアップを目指したい。という率直な気持ちを伝えました。
関連する専門知識や経験もなかった私ですが、その想いを受け止め、挑戦を後押ししてくれる社風があったからこそ、ブランディングチームの立ち上げという大役を任せていただけたのだと思います。
両立への不安がすべて消えたわけではありませんでしたが、私の意思を尊重し、新たな挑戦の機会を与えてもらえたことが何より嬉しかったです。

―実際に復帰してみた環境はいかがでしたか?
いざ業務が始まると、チームのサポートのおかげで抱いていた不安は徐々に解消されていきました。
特に、子どもが小さいうちは、急な発熱でお迎えや休みが必要になる場面も多かったのですが、チーム全体がいつも温かく理解を示してくれたことが本当にありがたかったです。
また、育児から離れて仕事に没頭できる時間を持てたことで、私自身の気持ちのリフレッシュにもなり、仕事と家庭のとても良いバランスになっていきました。
限られた時間だからこそ、効率化と質にこだわる
―仕事と育児の両立で大変だったことはありますか?
正直に言うと、今でも完璧な両立ができているわけでありません。
復帰直後は残業できない焦りから、自宅で子どもにご飯を食べさせながらパソコンを開いていた時期もありました。
でも、子どもに寂しい思いをさせてしまいますし、作業自体も集中できず上手くいかなかったんです。
そこで、持ち帰り仕事はやめて、勤務時間内にやり切ると腹をくくりました。
また、気持ちの面では、短時間だからといって、頑張っていないと思われたくないという思いや、結果を残さなければ、という焦りも強かったです。
もちろん周囲から何かを言われたわけではありませんが、負けず嫌いな性格ゆえに、自分自身で勝手にプレッシャーを作り出していたのだと思います。
―時間制限の壁や焦りを乗り越え、任された役割を果たすために意識していることは何ですか?
時間に限りがあるからこそ、効率化と成果の質への意識を今まで以上に研ぎ澄ませました。
効率化の面では、締め切りから逆算して時間単位でスケジュールを管理し、タスクの精度を高く保つ「凡事徹底」を意識しています。
また、急な子どもの病欠にも対応できるよう、常に余裕を持ったスケジュールで早めに動くことも徹底しています。
成果の質の面では、個々の施策を点で捉えず、事業全体のゴールから逆算して本質的な価値を見極めることを大切にしています。
また、事業インパクトに基づく優先順位付けはもちろん、他部署との連携においても、相手の真の狙いを汲み取った提案を心がけ、誰よりもブランドと顧客を理解し、質の高いアウトプットの数を増やしていきました。
本質的な目的を見失わず、時間を投じるべきポイントを見極めて圧倒的な成果につなげる。
この姿勢を突き詰めることこそが、実績へつながる鍵だと実感しています。
―そうした姿勢や取り組みが、具体的にどのような実績・成果に繋がっていったのでしょうか?
2026年上半期の実績でお話しすると、数字の面では、公式サイトの定期購買の売上を約3.5倍に伸ばすことができ、チーム全体としても、目標に対して売上は101%、利益は185%という大きな成果を残すことができました。
また、チームの土台作りという面では、新商品の発売日やキャンペーン情報の共有ルールの策定、ブランド全体の情報統制の仕組み構築を行いました。
ULTORAとしてあるべき姿の意識統一を図る体制を整え、ブランド全体で正確かつスムーズに連携できる基盤を作り上げたことも成果の一つです。
さらに、価格改定という大きな変化があった際も、日頃からファン化に繋がるブランディングを徹底していたことで、価格が変わっても多くのお客様に引き続きご支持をいただき、売上を維持することに成功しました。
―取り組みが実を結び、成果として評価されてマネージャーに昇格された時の心境を教えてください。
素直にとても嬉しかったです。
限られた時間であっても、役割を果たして実績を出せばしっかり評価してもらえる会社なんだ、と身をもって体感した瞬間でした。
ブランディングという役割は数字として成果がすぐに見えにくい難しさがあり、一時期はチームとしての存在意義自体が問われる場面もありました。
それでも試行錯誤を重ね、ULTORAメンバー同士の会話に、ULTORAらしさへの意識が定着していき、最終的に売り上げや利益という目に見える成果として結実し、正当に評価されたことは、大きな自信と励みになっています。

育児期だからこそ成長できる強みがある
―今後、目指している姿について教えてください。
自身の役割を果たしながら成果を出し続け、子育て世代のロールモデルになることです。
社内に若手メンバーが増える中で、ありがたいことに私自身のことをロールモデルだと言ってもらえる機会が増えました。
そしてこれからさらに、仕事と家庭もどちらも諦めずに挑戦する仲間がもっと増えたらいいなと思っています。
実際、取締役をはじめとするグループの経営・幹部層にも、子育てをしながら重要なポジションを担う人が増えてきています。
そうした存在がいることは、制約があっても、実力次第で重要な役割を任され、キャリアを高めていける会社なんだという大きな安心感になりました。
ただ、現状ではそうした幹部層は男性が多いのも事実です。
だからこそ、私自身が若手メンバーのロールモデルになれるように、さらに上のポジションを目指して貪欲に挑戦し続けたいと思っています。
―最後に、キャリアを諦めたくない子育て世代へのメッセージをお願いします。
私自身、仕事と家庭を両立していく中で、様々な不安や葛藤を抱えてきました。
しかし、今日までやってきて改めて感じたのは、キャリアの価値は時間の長さではなく成果の質で決まるということです。
限られた時間の中で役割を果たすために、仕事の本質や優先順位を見極めるスキルは、育児期だからこそ一気に伸ばせる大きな強みになります。
そしてLeo Sophia Groupは、働く時間の長さではなく果たした役割や実力をしっかり見て、求める社員には挑戦機会を与えてくれる文化がある会社です。
仕事も家庭も妥協したくないと思うこと自体、とても自然で素敵なことですし、決して諦めないでほしいなと思います。
制約を言い訳にせず工夫を重ねて、成果を出しながらキャリアも追いかけていく。そんな欲張りな挑戦を、同じ会社の一員として一緒に楽しめたら嬉しいです。
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