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オウンドメディアとは?ホームページとの違いや運用メリットをわかりやすく解説

目次

企業のWebマーケティング手法を模索しており、オウンドメディアとは何なのか、ホームページとは何が違うのかと疑問をお持ちではないでしょうか?

オウンドメディアは自社で所有・運営するメディアの総称ですが、一般的には自社ホームページなどから展開するブログやコラムを指す場合が多く、イメージが沸きずらい方も多いでしょう。

そこで本記事では、オウンドメディアが何を指すのかを、具体的な事例も交えてわかりやすく解説します。

さらにオウンドメディア運用のメリット・デメリットや成功のポイントも紹介するので、自社ビジネスの課題解決を目指す方はぜひ参考にしてください。

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監修者
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SEOセクション統括
坂 圭祐Keisuke Ban
月間売上20万規模だった車買取SEOメディアをオーガニック経由の流入で、月1,000万規模までグロース。100を超える自社運営SEOメディアを束ねる責任者として、様々なジャンルのメディアに対して深い知見を持つ。
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オウンドメディアとは自社で保有し運営するメディアのこと

オウンドメディアとはブログなどの自社メディアのこと

冒頭でも触れた通り、オウンドメディア(Owned Media)の本来の意味は、自社が所有・運営しているメディアの総称です。

オウンドメディアは、ペイドメディア(有料広告)・アーンドメディア(ユーザー発信メディア)と共に企業と消費者を繋ぐ三大メディア(=トリプルメディア)に含まれます。

しかしオウンドメディアとは具体的にどんなメディアを指すのかや、公式ホームページ・広告などの他のメディアとの違いはイメージが沸きずらいでしょう。

そこで以下では、オウンドメディアが指す意味や他のメディアとの違いを解説します。

オウンドメディアに関する疑問を解消し、特性を掴みましょう。

 オウンドメディアが指す意味とは?

オウンドメディア(Owned Media)の本来の意味は、その名の通り自社が所有しているメディアの総称です。

しかし一般的にはSEOでの流入を目的としたブログやコラムを指し、弊社でも以下のように定義しています。

  • オウンドメディア=企業側が自社で所有する媒体を通して、企業に関する情報発信を行うメディア

具体的には、以下のように企業の公式ホームページ上に展開されるメディア・コラム・ブログ等をオウンドメディアと呼ぶことが多いです。

オウンドメディアが指す意味とは?

オウンドメディアでは、自社の商品・サービスに関する具体的な情報だけでなく、関連するテーマも含めて幅広く情報発信することが一般的です。

オウンドメディアとホームページの違い

オウンドメディアとホームページとの違いは、主にターゲットと訴求内容・目的にあります。

▼メディアの種類▼ターゲット▼訴求内容・目的
ホームページ顕在ニーズを持つ見込み顧客・企業情報の発信
・自社商品やサービス紹介
・採用情報の発信
オウンドメディア潜在層を含む幅広いユーザー・自社商品やサービスの認知拡大
・自社商品あサービスの訴求強化
・自社商品やサービスに関連する知識の提供

見込み顧客へのサービス紹介が中心のホームページに対し、オウンドメディアは自社サービスに関連する幅広いキーワードから流入するユーザーがターゲットです。

またオウンドメディアでは、ホームページのようにサービスに関する情報だけでなく、関連テーマも含めた幅広い情報発信が叶います。

例えば医療脱毛を提供する美容クリニックの場合、公式ホームページではクリニック概要やメニュー紹介を、オウンドメディアでは「医療脱毛で効果的な回数」について紹介するイメージです。

オウンドメディアは、ホームページでは不足している自社商品やサービスの訴求を補うことで興味喚起できるほか、自社と接点を持っていないユーザーへの認知拡大にも繋がります。

オウンドメディアとペイドメディアの違い

オウンドメディアとペイドメディアの違いは、情報発信する場所と広告費の有無です。

メディアの種類ペイドメディアオウンドメディア
情報発信する場所テレビCMやWeb広告など他社の媒体自社所有のメディア内
広告費用広告出稿費用がかかる(有料)自社運用なので無料

オウンドメディアは自社が保有し運営するウェブサイトやブログなどで自由に情報発信ができ、長期的な効果が期待できます。

一方、ペイドメディアは広告費を支払って利用する他社の媒体で、テレビCMやWeb広告などが該当します。

またペイドメディアは即効性がありますが、費用がかかり、広告終了後はマーケティング効果が残りません。

ターゲットやタイミングによって両者を適切に組み合わせることで、効果的なマーケティングに繋がります。

オウンドメディアとアーンドメディアの違い

オウンドメディアとアーンドメディアでは、情報の発信者と発信場所がそれぞれ異なります。

メディアの種類アーンドメディアオウンドメディア
情報発信者第三者(顧客や一般ユーザー)自社
情報発信する場所・SNS
・口コミサイト
・レビューサイト
などの第三者運営メディア
自社メディア内

アーンドメディアとは、企業とは直接関係のない第三者が情報を発信するメディアのことで、SNSでの口コミやレビューサイトなどが該当します。

アーンドメディアの情報は企業側でコントロールしにくいものの、第三者からの評価であるため信頼性が高く、自然な拡散が期待できる部分が特徴です。

オウンドメディアが自社の「声」を直接届ける手段であるのに対し、アーンドメディアは顧客や一般ユーザーの「声」を通じて間接的に自社の評価を高める手段と言えます。

webマーケティングの中でのオウンドメディアの立ち位置とは?

数あるWebマーケティング手法の中でも、オウンドメディアはユーザー母数の多い潜在層から準顕在層にまで幅広くアプローチ可能な手法です。

Web広告を中心としたマーケティング手法は以下のように幅広いですが、それぞれ顕在層から潜在層までのユーザー層ごとに適した手法があります。

【主なWeb広告・マーケティング手法】

  • アフィリエイト広告
  • リスティング広告
  • SNS広告
  • ディスプレイ広告
  • メルマガ・セミナー
webマーケティングの中でのオウンドメディアの立ち位置とは?

その中でオウンドメディアは、漠然とした悩みを解消すべくWeb検索した潜在層や、商品・サービスを購入する前段階で良し悪しを調べている準顕在層を中心に効果的な情報を届けられます。

例えば医療脱毛を提供する美容クリニックでの潜在層・準顕在層のイメージは、以下の通りです。

顕在層準顕在層潜在層
クリニックを見比べて申し込もう医療脱毛のメリットは?肌を綺麗にしたい

こうした特性により、競合企業ではまだアプローチしきれていない可能性がある、関心度が高まりきっていない層にまでアプローチが可能です。

つまりオウンドメディアは他のWeb広告手法とは異なり、潜在層から顕在層までの幅広いユーザーに寄り添って温度感を高め、商品やサービスの利用に導くマーケティング手法だと言えます。

オウンドメディアの目的と役割

オウンドメディア運用の目的と役割は、大きく分けて5つあります。

オウンドメディアは商品やサービスの購入・認知拡大だけでなく、企業のブランディングや採用力強化にまで幅広く活用できるWebマーケティング手法です。

自社で抱えている課題や目標を踏まえて、オウンドメディアの活用をイメージしてみましょう。

リード(見込み顧客)獲得

オウンドメディアの活用は自社商品やサービスのお問い合わせ・資料請求に繋がり、リード(=見込み顧客)を獲得できます。

自社商品・サービスのターゲット層に向けて価値のあるコンテンツを提供することで、潜在ニーズを持つユーザーの興味を引き、リードを獲得できるでしょう。

具体的には、弊社が運用をサポートしているトレーニングジムのオウンドメディアを例に挙げ解説します。

例えばこのメディアで「ダイエットに効果的な食事」についてのコンテンツをトレーナー目線で発信するとしましょう。

すると、痩せたいと考えるユーザーに今すぐ役立つ知識を提供できるだけでなく、ダイエットに関しての知識が豊富だという印象を抱いてもらえます。

さらには、「トレーニングだけでなく生活習慣を含めてダイエットをサポートしてくれる」という期待感を与えることが可能です。

これにより、トレーニングジムへの問い合わせや体験申し込みなどのアクションを促し、質の高いリードを効率的に獲得できるでしょう。

上記したように、単発的な情報発信ではなく中長期的な展開を考え運用することで、オウンドメディアでの持続的なリード獲得につながります。

企業ブランディング

オウンドメディアでの発信は、自社商品・サービスや企業のイメージを印象づけ、ブランドイメージの構築に役立ちます。

また競合にない企業の個性を伝えることで、親近感も得られるでしょう。

実際に弊社で実施したオウンドメディアでの企業ブランディングについて、具体的な例を以下で紹介します。

事例ブランディング効果
自社商品やサービスの開発エピソードを発信消費者だけでなく業界関係者にもブランド価値を発信
健康食品を売るだけでなくアレンジレシピまで提供コールセンターや問い合わせを通して顧客との関係性を構築しブランド地位を確立
トレーニング施設のスタッフコラムを発信プロフェッショナルかつフレンドリーなスタッフ特性をアピール

上記のような取り組みでオウンドメディアを通じて企業の価値観や専門性を一貫して発信することで、効果的な企業ブランディングに繋がります。

認知拡大

オウンドメディアを通じた情報の発信は、幅広いユーザーとの接点を生み出し、自社の認知拡大に繋がります。

その理由は、主に以下の2つです。

  • SEO効果により自社のコンテンツが多くのユーザーの目に触れる
  • 自社のターゲット層に理念や価値観を一貫して発信できる

自社のターゲットとなるユーザーのニーズに対して質の高いコンテンツを発信することで、検索画面での表示順位が向上し、多くのユーザーに発見してもらえます。

またオウンドメディアは自社で自由に情報の発信や管理ができるため、ターゲット層への直接のアプローチが可能です。

中でも、以下のような企業はオウンドメディアでの認知拡大を活用すべきだと言えます。

  • 創業間もない企業
  • 事業拡大期の企業
  • ブランドリニューアルを行う企業
  • ニッチな市場をターゲットとする企業
  • 急成長中のスタートアップ

ユーザーとの接点を拡大して、自社の認知拡大に繋げたい企業は、オウンドメディアの活用を検討してみましょう。

SEOについてさらに詳しく知りたい方はこちら。
>>SEOとは?種類や仕組みを初心者でも分かりやすいように詳しく解説!

採用力の強化

オウンドメディアで自社の魅力や求人内容について伝えることで、自社が求める人材の採用に繋がります。

単なる求人情報の掲載だけでなく、自社の企業文化や仕事内容をリアルに伝えることができ、自社に共感する人材を惹きつけられる部分もオウンドメディアの魅力です。

例えば弊社のリクルートサイトでは、社員の入社に至った経緯や、働く中での思いをジャーナルとして発信しています。

レオソフィアのリクルートサイト

こうしてリアルな社員の声を色濃く発信することで、ホームページや求人情報だけでは知り得なかった企業や社員の特色を求職者が掴むことが可能です。

結果として自社を深く理解した人材とのマッチングを生み、自社に最適な人材の採用力強化に繋がります。

収益の獲得

オウンドメディアは、自社の収益獲得にも役立つWebマーケティング手法です。

自社商品やサービスに関する魅力的なコンテンツを発信し集客することで、商品やサービスの購入に繋がり、売上が上がります。

Web広告での短期的な収益獲得とは異なり、潜在層の流入を獲得し、自社商品やサービスへの温度感をじわじわと高め収益へ繋げられる部分がオウンドメディアの強みです。

弊社ではそんなオウンドメディアの運用を含めて、中長期的に高い資産性をもたらすメディア運用を専門にして事業を行って参りました。

オウンドメディアを活用し自社の収益を生み出し続けるマーケティング基盤を整えたい場合は、ぜひ弊社にご相談ください。

オウンドメディアのメリットや効果

オウンドメディアの運用で得られる主なメリットや効果は、主に以下の5つです。

中でも広告費用がかからない部分や、蓄積されたコンテンツが資産になる部分は、自社の継続的なマーケティング手法をお探しの場合にぴったりだと言えます。

オウンドメディアを運用するメリットや効果の詳細を確認していきましょう。

マーケティング費用を最適化できる

潜在層から顕在層までの幅広い層へ向けてアプローチできるオウンドメディアは、活用次第でマーケティング費用の最適化に大きく効果を発揮します。

オウンドメディアは目安として数万円程度のコンテンツ制作費用がかかるものの、リスティングやアフィリエイト広告のように広告費用が掛からず、無料で集客可能です。

そのためスポット的にWeb広告を多用せずとも、オウンドメディアでオーガニック検索からの流入を増やし、有料広告への依存度を下げられます。

※オーガニック検索:検索エンジンの結果に自然に表示される広告ではない検索結果のこと

さらにオウンドメディアの運用でコンテンツを蓄積することで、中長期でのマーケティング効果を発揮します。

「Webマーケティング手法を複数取り入れる予算がない」とお悩みの場合は、広告費のかからないオウンドメディアの運用を取り入れてみてはいかがでしょうか。

自社の訴求したい内容を齟齬なく発信できる

オウンドメディアでは、自社が訴求したい内容をそのまま齟齬なく発信できます。

広告媒体やユーザー発信のアーンドメディアとは異なり、第三者を通さずにストレートに自社情報を発信できる部分がオウンドメディアの魅力です。

ありのままのメッセージを発信できることで、自社ブランドの本質や企業理念を正確に伝え、ユーザーとの信頼関係を築けます。

また企業のニュースなどのタイムリーな情報発信や、細かなニュアンスの調整も自由自在な点が、オウンドメディアのメリットでしょう。

流入データから分析が可能

オウンドメディアの大きなメリットの一つは、ユーザーの行動データを自社で直接収集し分析できることです。

ウェブサイトやブログなどのオウンドメディアからは、以下のようなユーザーデータを取得できます。

  • ユーザーの属性(名前や年齢・性別などの個人情報など)
  • 閲覧したページ
  • 閲覧したデバイスの種類
  • 滞在時間
  • クリック数やクリック箇所
  • コンバージョンの内容

こうしたデータを分析することで、ターゲット層の興味関心や行動パターンを深く理解し、より効果的なコンテンツ制作やマーケティング戦略の立案が可能です。

また継続的なデータ分析により、実施した施策の効果測定や改善点も行いやすくなり、顧客体験の向上に繋がります。

弊社のオウンドメディア支援では、こうした貴重な流入データを最大限活用するために、きめ細やかなレポーティングを月次で実施。

企業ごとのユーザー動向を的確に捉えたマーケティングの打ち手提案を行っています。

レオのオウンドメディア分析

オウンドメディアの開設から運用・分析・次回の施策立案まで一貫してサポートするので、社内にマーケティングの知見をお持ちの方がいない場合でも安心しておまかせください。

コンテンツが資産になる

オウンドメディアで発信するコンテンツは、その場限りでない中長期のマーケティング効果を発揮する自社の資産になります。

質の高いコンテンツの発信とメンテナンスを繰り返し検索上位をキープできれば、PV数や売上アップに繋がり、継続的に収益効果を発揮できるでしょう。

またコンテンツの蓄積は以下のような効果も生み出し、企業の専門性や信頼性を示す証となるため自社のブランド価値向上にも貢献します。

▼専門性▼信頼性
・特定のテーマに関連する情報が網羅的に蓄積される
・特定のテーマに関して幅広く深い情報を提供していると認識される
・外部サイトに自サイトのリンクが設置されやすくなる
・ユーザーだけでなく業界内にも認知が広がる

弊社ではオウンドメディアの資産となる質の高いコンテンツを蓄積するため、Googleガイドラインに沿ったコンテンツの反映はもちろん、以下の取り組みを行っています。

  • コンテンツSEOの凡事徹底
  • 70以上のチェック項目による品質管理
  • データドリブンなコンテンツ制作
  • キーワードを加味したCV導線の最適化
  • キーワードから逆算したUIデザイン
  • 企業の強みを分析した上での独自性創出
レオでのコンテンツ支援

手間のかかるコンテンツ制作を一からサポートするので、オウンドメディア支援終了後も資産となる質の高いコンテンツを蓄積したい場合はぜひご相談ください。

SNSと相性が良い

SNSとオウンドメディアは相性が良く、相乗効果を生み出しやすい部分もメリットです。

オウンドメディアのコンテンツをSNSで発信することで、認知拡大・集客に貢献します。

以下は、オウンドメディアとSNSを掛け合わせた具体的な活用イメージです。

  • オウンドメディアでコンテンツを公開したタイミングでのSNS発信
  • その時々のトレンドに沿ったオウンドメディアのコンテンツをSNSで発信
  • 自社での強化商品やキャンペーン内容をコンテンツ化しSNSで発信

オウンドメディアとSNSを連動して発信するベストタイミングを逃さないよう、連携の体制を整えておくことも大切です。

オウンドメディアのデメリット

メリットの大きいオウンドメディア運用ですが、以下のようなデメリットも存在します。

闇雲にオウンドメディアの運用をスタートしてしまうと、「コストや時間をかけたのに効果が得られない」などの思わぬ後悔に繋がるリスクもあります。

オウンドメディアの運用開始までに踏まえておきたいデメリットを詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

初期コストがかかる

オウンドメディアの運用を始める際には、数十万円から数百万円の初期費用がかかります。

その理由は、Webサイトのデザインやコーディング・CMSの導入・初期コンテンツの作成などが必要なためです。

※コーディング:ウェブサイトやウェブアプリケーション作成のためにプログラミング言語を使用してコードを書く作業のこと

※CMS:コンテンツ管理システムの略称。ウェブサイトのコンテンツを作成・管理・公開するためのソフトウェアシステムのこと

またオウンドメディアの運用開始後は月々の運用費用も発生するため、あらかじめ中長期での予算計画を立てておく必要があります。

オウンドメディアの開設から運用までどのくらいのコストがかかるのか想定が難しい場合は、ぜひ一度弊社にご相談ください。

おおよその必要コストだけでなく、予算に合わせた適切なオウンドメディア運用方法もご提案します。

効果を得るまでに時間がかかる

オウンドメディアは即効性のあるマーケティング施策ではなく、Googleの検索エンジンからの評価を得るまでに通常3〜6ヶ月程度の時間が必要です。

さらに安定した集客を実現するには、1年以上の継続的な運用をおすすめします。

その理由は、大きく5つです。

  • 検索エンジンが新規コンテンツを評価しインデックス登録するまでに数週間から数カ月かかる
  • サイトの信頼性獲得には質の高いコンテンツを継続的に作成し蓄積する必要がある
  • すでに同じ分野で確立された競合サイトと差別化を図る必要がある
  • 検索エンジンへのアルゴリズムに対応する時間がかかる
  • コンテンツ同士を適切につなぎ合わせて検索エンジンの巡回を最適化する必要がある
  • ユーザーを潜在ニーズから顕在ニーズへ引き上げるまでの時間がかかる

オウンドメディアは中長期での収益獲得を目指すマーケティング手法だと捉え、継続的なサイト構築とユーザーの温度感向上を目指しましょう。

正しい戦略と適切な運用を行わないと効果はゼロ

オウンドメディアは広告費なしで自社の課題解決を目指せる魅力的なマーケ手法ですが、正しい戦略と適切な運用を行わないと、効果が得られず時間を無駄にするリスクがあります。

オウンドメディアで成果を獲得するためには、自社商品やサービス特性から逆算し、カスタマージャーニーに沿ったキーワードの展開を徹底しましょう。

カスタマージャーニーについて詳しく知りたい方はこちら。
>>カスタマージャーニーとは?重要な理由や作り方を解説

またオウンドメディア運用で欠かせないコンテンツ対策では、以下4つの領域での打ち手が必要です。

  • コンテンツマーケティング力
  • SEO上位獲得のための緻密な戦略立て
  • ドメインビルディング
  • Googleのアルゴリズム傾向の理解など

既にオウンドメディア運用をスタートしたものの、思うような効果を得られていない場合は、オウンドメディアの改善に関する以下の記事を参考にしてください。

>>オウンドメディアの改善方法|担当者必見の検索順位・コンバージョン向上施策を解説

オウンドメディアを運用したいけれど「わからないことだらけで効果が出るか不安」と感じる場合は、ぜひ弊社へご相談ください。

50以上の自社メディア運用で成果を出してきたノウハウを活かし、あなたの企業に適した戦略と運用方法をご提案します。

もちろんどのような運用方法が効果的なのかといった相談だけでも歓迎です。

オウンドメディアの運用開始手順

オウンドメディアの運用を開始する手順は、大きく以下の3つです。

ステップ内容
①メディアの戦略設計・カスタマージャーニーに沿ったキーワード戦略立て
・数カ月単位の流入数やコンバージョン数のシミュレーション
②コンテンツ制作・検索順位上位を狙う新規記事の制作
③ドメインビルティング・質の高い被リンク(他のサイトから自サイトに遷移するリンク)取得
・サイテーション(他サイト・SNSなどでの自サイトへの言及)獲得

それぞれのステップにおいて、単発ではなく中長期の展開を見据えた施策の実施が求められます。

オウンドメディアの具体的な運用手順や戦略の立て方を知りたい方は、以下記事も参考にしてください。

>>オウンドメディア戦略とは?目標設定や設計のポイントを事例をもとに紹介

また何かと考えることの多いオウンドメディアをスムーズに運用開始し、最速での効果獲得を目指す場合は、10年近くメディア事業に特化してきた弊社へご相談ください。

面倒で幅広く施策が必要なオウンドメディアの開設から実際の効果に繋げる運用まで、二人三脚でサポートします。

オウンドメディア運用を成功させるためのポイント

オウンドメディアの運用を成功させるポイントは、以下の3つです。

オウンドメディアを成功に導くためには、明確な目標設定と、適切に運用するための体制を整える必要があります。

それぞれのポイントについて、以下で詳しく解説します。

オウンドメディア運用の目的を明確化する

オウンドメディアの運用を成功させるためには、どんなゴールへ向かって運用するのかを明確にすることが大切です。

具体的な目標設定によりコンテンツの方向性が定まり、戦略的なオウンドメディア運用が可能になります。

反対に運用の目的や目標が不明確なままオウンドメディアの運用を開始してしまうと、時間やコストをかけた分の対価を得られないリスクも。

一般的には、以下のような目標を達成するためにオウンドメディアを活用する企業が多いです。

  • 自社商品やサービスの認知度向上
  • リード(=見込み客)の育成
  • 企業のブランディング
  • 自社商品やサービスの販売促進

どんな課題解決や目標達成を目指すためにオウンドメディアを運用するのかをあらかじめ明確化し、自社内で共通認識を持って運用を行いましょう。

 定量的に測れるKPIを設定する

オウンドメディアを運用する目的が明確化できたら、実際の効果を定量的に図るためのKPI(=業績を評価する指標)を設定しましょう。

せっかくオウンドメディア運用の目的やゴールを設定しても、達成の指標(KPI)を数値化できていないと、施策の効果測定や以降の打ち手考案に結びつきません。

オウンドメディアのKPIとして計測することの多い基本的なメディア指標は、以下の通りです。

  • アクセス数
  • CTR(クリック率)
  • CVR(コンバージョン率)

また上記に加え、リード獲得数や問い合わせ数などの自社のビジネス目標に直結する指標も設定しましょう。

自社の課題に合わせてどんなKPI設定が適切なのか、わかりかねる場合はぜひ弊社にご相談ください。

オウンドメディア運用のための体制を整える

オウンドメディアの明確な目標設定と効果測定のためのKPIが定まったら、実際の運用を想定した体制を整えましょう。

オウンドメディア運営には戦略考案からコンテンツ制作まで幅広い施策が必要なため、どんな施策が必要か洗い出した上で、それぞれ誰が担当するのかを明確にしましょう。

具体的な必要項目と、それぞれの対応内容の詳細は以下の通りです。

必要項目詳細
チーム編成や役割の設定編集長・ライター・デザイナー・SEO担当などの振役割分担
毎月のコンテンツ制作・更新数の設定KPIに沿った必要コンテンツ数洗い出し
コンテンツ制作と効果測定スケジュールの設定キーワード分析から構成・執筆・公開までのフローのサイクル設定

どうしても自社でオウンドメディアを運用する体制を整えられない場合は、SEOコンサル会社へ外注する方法もあります。

詳しくは、以下の記事も参考にしてください。

>>オウンドメディアを外注化するメリットとは?費用や依頼内容も詳しく解説

弊社ではこれまで約10年間メディア事業に特化してきた経験や、50以上の自社メディアを運用する中で培った知識をもとに、企業の課題解決に直結するオウンドメディア運用支援をおこなっています。

また企業ごとの商品・サービスの理解にも力を入れ、インハウスさながらの視点でオウンドメディア運用をサポート。

オウンドメディア運用に関してのお困りごとは弊社へお気軽にご相談ください。

オウンドメディアを運用する上での注意点

オウンドメディアを効果的に運用するために気を付けたいポイントは、以下の3つです。

不正な運用手段やその場限りの施策はついつい手が出てしまいがちですが、後々の失敗に繋がるため徹底的に回避しましょう。

オウンドメディアで注意したいポイントを踏まえて、効果的な運用を目指してください。

 ブラックハットSEOは行わない

オウンドメディア運営において、ブラックハットSEOは絶対に避けるべきです。

ブラックハットSEOとは、Googleの検索エンジンのガイドラインに違反するような不当な手段を使い、低品質なサイト・コンテンツを上位表示させるSEO対策を指します。

ブラックハットSEOは短期的には検索結果の上位に表示される可能性があるものの、発覚され次第検索順位急落やインデックスからの削除などの重いペナルティのリスクがある施策です。

※インデックス:ウェブページが検索エンジンのデータベースに登録されること

以下にブラックハットSEOの一例をご紹介するので、知らずに取り入れてしまうことのないよう確認しておきましょう。

ブラックハットSEO例詳細・イメージ
キーワードの過剰な詰め込み狙ったキーワードをタイトルタグに2回以上織り込むなど
隠しテキストの設置ユーザーに見えないようSEO対策キーワードをCSSで設置
リンクの不正取得・業者からリンクを購入する
・スパム業者とのリンクを繋ぐ

中でもリンクの取得は知識も手間も必要なSEO施策のため、意図せずブラックハットSEOに触れる施策を取り入れてしまうこともあるかもしれません。

弊社ではお困りの声が大きいリンク獲得に関して、メディアのテーマ性と社会的意義の高い情報発信を掛け合わせた取り組みによる、自然で効果的な被リンク取得もサポートしています。

例えば車買取やカーリースに関する情報を発信するメディアでは、各市町村へEV電気自動車のインタビュー施策を実施。

取材をもとにしたコンテンツを発信することで、各市町村からの被リンクを獲得しています。

被リンク施策の例

正しいSEO対策のサポートも、ぜひ弊社におまかせください。

被リンクについて詳しく知りたい方はこちら。
>>被リンクとは?SEOで重要な理由や効果を解説

SEOの外注化についてさらに詳しく知りたい方はこちら。
>>SEO対策を外注化するメリットとは?費用相場や依頼内容を確認

 一過性のトレンドコンテンツは避ける

オウンドメディア運用において、一時的なトレンドに便乗したコンテンツ制作は避けるべきです。

確かに短期的にはアクセス数を稼げるかもしれませんが、トレンドが過ぎ去ったらすぐに価値が低下してしまいます。

代わりに、ユーザーの持続的な悩みや課題に応える エバーグリーン(常緑)コンテンツと呼ばれる、トレンドに左右されない価値を持つコンテンツを制作しましょう。

例えば、業界の基礎知識やハウツー記事、専門的な解説などが該当します。

エバーグリーンコンテンツは時間が経っても価値が失われず、オウンドメディアへの継続的な流入を生み出し、SEO効果を高めることが可能です。

低品質コンテンツは作らない

効果的なオウンドメディア運用のためには、低品質コンテンツの制作は避けるべきです。

質の低いコンテンツは、ユーザーの期待に応えられず、直帰率を高めてしまいます。

またGoogleの検索エンジンからの評価も下がり、SEO効果も期待できません。

オウンドメディアでは、正確で価値ある情報を提供し、ユーザーの課題解決に貢献する高品質なコンテンツを蓄積していきましょう。

質の高いコンテンツを発信することで、企業への信頼性が向上し、リピーターの獲得にもつながります。

質より量ではなく、ユーザーファーストの姿勢でコンテンツ制作に取り組むことが重要です。

オウンドメディアの疑問はLeoSophiaへご相談ください

オウンドメディアは自社の商品やサービスの認知獲得から企業の利益獲得にまで、幅広く効果を発揮するWebマーケティング手法です。

広告費をかけずに運用できるなどのメリットが豊富な一方、正しい運用を行わなければ効果を発揮できないだけでなく、コストや時間の浪費につながるリスクもあります。

オウンドメディアを効果的に運用し、中長期の企業利益へ繋げたい場合は、ぜひ弊社におまかせください。

「まるで自社が立ち上げたインハウスチームさながらのオウンドメディア運用」をテーマに、ビジネスの課題解決に伴走します。

オウンドメディアの立ち上げ・運営はプロにお任せください


株式会社LeoSophiaが提供するオウンドメディア支援サービスを詳しく紹介しています。

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SEOコンサルタント
荻野 陽介Yousuke Ogino
メディア事業にて金融・教育関連のメディアディレクターを担当し、金融系メディアを月1,000万規模までグロース。テクニカルSEOをはじめ、SEOマーケティングに強みを持つ。
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